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ECzine Day 2017 KANSAI&Autumnレポート (AD)

会員登録のハードルを下げ、カゴ落ちを防ぐ──Amazon Payの実力とは

柔軟な決済パターンに対応する定期購入機能「Auto Pay」

 Amazon Payには定期購入の機能が2016年秋に追加された。井野川氏は「Auto Pay」と呼ばれるこの機能について、従来の定期購入のイメージにはとどまらない幅広い活用方法があると説明する。

「お客様が注文時に選択したクレジットカードを今後も決済に利用することについて同意を得ることで、毎月定額の請求だけでなく、自由に金額やタイミングを設定して請求することも可能になります。提供するサービスの内容に応じて、決済パターンをカスタマイズできるということです」

毎月の定額請求に限らず、さまざまなパターンで活用できる

 具体的には、たとえばワインを毎月3本定期購入している場合に、「今月は1本追加して4本」「来月はもとに戻して3本」といったようなパターンにも問題なく対応できる。

 また、使用量に応じた定期従量課金モデルとして、毎月支払い金額が変動するパターンにも対応。活用例としては、データ通信料金の決済などが考えられる。

 ほかに、事前に同意を得ておくことで、Amazonでの1クリック購入と同様にカートを経由しない「インスタントバイ」にも対応するという。

 Auto Payの機能を導入する事業者も増えつつある。たとえばメガネスーパーでは、この機能を活用してコンタクトレンズの定期便サービスなどを展開。10%強の販売件数増加につながっているという。

スマートフォンで実際にAmazon Payによる決済をデモする井野川氏

Amazonのよりよいショッピング体験を実店舗にも広げる

 最後のトピックとして、井野川氏はAmazon Payの今後の展開について言及した。

 「Amazonではこれまで、主にPCやスマートフォンなどのデバイスを通じて、よりよいショッピング体験を提供してきました。今後はそれを実店舗にも広げていきます」

 すでにアメリカでは、書店の「Amazon Books」やレジのないコンビニと呼ばれる「Amazon Go」など、オフラインの実店舗にオンラインの技術を融合させた取り組みを展開している。そこで決済の部分を支えているのは、もちろんAmazon Payだ。Amazon内だけでなく、レストランチェーンT.G.I.Fridaysの一部店舗において、Amazon Payを事前注文・決済に利用できるサービスも始まっている。

 「Amazon Payで簡単・安全な決済を実現しながら、オンラインだけでなく実店舗についても、より便利で快適なショッピング体験をお客様に提供できるようにしていきます」と井野川氏は最後に語り、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

萩原 敬生(ハギワラ タカオ)

ライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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