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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。
経済産業省の調査によると、2023年のBtoB-EC化率は40.0%。人手不足の深刻さが増していく未来を見据えると、BtoB取引をどれだけオンライン化、効率化できるかが今後の企業の成長に関わるといっても過言ではありません。しかし、企業間の取引は個社ごとに価格設定や条件が異なるケースなどもあり、完全なるオンライン化に課題を抱えているケースも多いのではないでしょうか。本特集では、こうした課題に立ち向かう先駆者の事例を紹介します。
労働人口減少が深刻な状況に対して、BtoB取引を行う企業ではECを活用した営業業務の改善を推進する動きが活発になっている。しかし、そのほとんどが「業務効率化」にとどまり、新たな収益を生むためのEC活用にまでは至っていないというのも事実だ。本記事では、アビームコンサルティング株式会社でECやマーケティングを推進する福田氏と藤井氏の視点から、グローバルの潮流も踏まえたEC活用の成功の秘訣を紹介する。
我々の生活に欠かせない商品をつくる製造業。その生産設備や自動化装置等は多様な部品が使用されている。中には、各部品の調達に時間がかかり、製造スケジュールが後ろ倒しになるケースもあるという。そのため、強いプレッシャーを感じる調達担当者は少なくない。こうした業界課題にメスを入れたのがミスミだ。本記事では、株式会社ミスミグループ本社 専務取締役 CIO 清水新氏、経営執行役 DJシステム推進本部 本部長 木戸雄介氏に取材。eコマースの仕組みによってBtoB企業の生産性を上げる戦略と在庫不足を解消する新サービス「D-JIT(ディージット)」誕生の裏側に迫った。
2023年4月に、株式会社LIXILが既存のECサイト「LIXILオンラインストア」と「LIXILパーツショップ」を統合し、公式通販サイト「LIXILストア」をオープンした。2011年に建材および住宅設備機器を扱う企業5社が合併して生まれた同社は、幅広い商材と販路を有するいわゆる「BtoBtoC企業」だが、ECサイト統合は次世代を見据えた戦略の一つだという。同社は今、EC化による各事業部の理解促進と販路の整備にどう取り組んでいるのか。共通IDにひもづけた顧客行動・購買データの蓄積やコミュニケーションの集約、取扱商材の拡張など、現在進行系で取り組むこととその先の未来について、マーケティング部門 カスタマービジネス統括部 D2Cビジネス推進部 リーダーの西脇彩氏に聞いた。
世界で高いシェアを誇る大手鉄鋼メーカー、日本製鉄株式会社。同社の社内起業制度から生まれた設備部品管理・マッチングプラットフォーム「KAMAMESHI」が、2024年4月、正式にサービスを開始した。多くの中小メーカーが支える日本の製造現場を、eコマースがどう変えるのか。新規事業として一から立ち上げに携わった株式会社KAMAMESHI 代表取締役社長 小林俊氏に、業界課題とBtoB-ECが秘める可能性を聞いた。