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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。
経済産業省の調査によると、2023年のBtoB-EC化率は40.0%。人手不足の深刻さが増していく未来を見据えると、BtoB取引をどれだけオンライン化、効率化できるかが今後の企業の成長に関わるといっても過言ではありません。しかし、企業間の取引は個社ごとに価格設定や条件が異なるケースなどもあり、完全なるオンライン化に課題を抱えているケースも多いのではないでしょうか。本特集では、こうした課題に立ち向かう先駆者の事例を紹介します。
2023年4月に、株式会社LIXILが既存のECサイト「LIXILオンラインストア」と「LIXILパーツショップ」を統合し、公式通販サイト「LIXILストア」をオープンした。2011年に建材および住宅設備機器を扱う企業5社が合併して生まれた同社は、幅広い商材と販路を有するいわゆる「BtoBtoC企業」だが、ECサイト統合は次世代を見据えた戦略の一つだという。同社は今、EC化による各事業部の理解促進と販路の整備にどう取り組んでいるのか。共通IDにひもづけた顧客行動・購買データの蓄積やコミュニケーションの集約、取扱商材の拡張など、現在進行系で取り組むこととその先の未来について、マーケティング部門 カスタマービジネス統括部 D2Cビジネス推進部 リーダーの西脇彩氏に聞いた。
世界で高いシェアを誇る大手鉄鋼メーカー、日本製鉄株式会社。同社の社内起業制度から生まれた設備部品管理・マッチングプラットフォーム「KAMAMESHI」が、2024年4月、正式にサービスを開始した。多くの中小メーカーが支える日本の製造現場を、eコマースがどう変えるのか。新規事業として一から立ち上げに携わった株式会社KAMAMESHI 代表取締役社長 小林俊氏に、業界課題とBtoB-ECが秘める可能性を聞いた。