「広告の費用対効果が下がってきた」 この課題に対する答えは?
こんにちは。健康食品のネットショップ「ミウラタクヤ商店」を運営しつつ、「EC家庭教師」というECサイトのコンサルティングサービスを提供している三浦卓也と申します。
突然ですが、最近「広告の費用対効果が悪化してきた」と感じることはありませんか? 実際に僕の周りでは、耳にする機会が増えてきています。「以前に比べて、投資した金額に対するリターンが少ない」「新規顧客から1件の注文を獲得するためのコストが高騰してきた」と肌で感じている方には、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。
僕自身、ネットショップを運営しながらすべての広告を自分で回していますが、運用のクオリティに差が出ていないにもかかわらず、広告の費用対効果がこの2年ほどで如実に落ちていることを感じています。理由は、SNSの発達(チャネルの増加)やユーザーリテラシーの向上(情報の選別ができるようになった)など、さまざまだと思われますが、以前より費用対効果を上げるハードルが高くなっていることは、EC家庭教師で事業者のコンサルティングを行っていても実感します。
もちろんすべての事業者がうまくいっていないわけではありませんが、「過去に類を見ないほど新規顧客の獲得が難しい」のが実情です。同様の意見を10年以上EC業界に携わる方から聞くこともあります。広告を回しても、新規顧客から注文を獲得することは容易ではない。これが、今のEC業界の実情と言えるでしょう。
前出のように、ミウラタクヤ商店もご多分に洩れず、広告費用対効果が悪くなっています。2022年のミウラタクヤ商店のMeta広告は、CPAが30%ほど悪化したケースもあるほどです。これに対し、僕はどうにか赤字を出さない広告運用をしなければならないと考え、さまざまな打ち手を検証してきました。今回は、あらゆる手を講じてきた中で「現時点ではこの方向性が正解かも」と手応えを得ることができた方法論を、できるだけ具体例を出しながらお伝えします。「あくまでミウラタクヤ商店の成功例」なので、どのECサイトにも合致するとはかぎりませんが、現代のインターネット広告やEC業界で生き抜く中での考えかたとしては、間違っていないと思います。ぜひお読みいただければと思います。