Shopify Japanは、2025年3月の日本国内におけるShopify利用事業者の販売動向を発表した。調査対象は2025年3月1日〜31日の販売実績で、2月のデータと比較している。
その結果、「新生活」シーズンは例年、生活必需品を中心とした消費が増加傾向にあるが、2025年は特に「快適さ」「実用性」「日々の利便性」を重視する消費が際立ったことがわかったという。

2025年3月の主要な販売動向
自炊の優先度が上昇
オーブンの売上は前年比+2365.6%、トースター・グリルも+1381.2%増加。若年層を中心に、基本的な調理家電を超えた“プチ贅沢”な調理アイテムへの投資が進んでいる。
新生活に向けた空間づくり
デスクライトは+1046.8%増と大幅に伸長し、在宅学習・リモートワーク環境の整備ニーズが見られた。
清潔な環境で始める新生活
回転モップ(+74.0%)など、掃除関連商品の需要が高まり、新生活を清潔な空間で始めたいという意識がうかがえた。
省スペースで使える機能的な家具の需要増
すのこベッドフレーム(+79.5%)、ラック付き本棚・シェルフ(+55.1%)といった、限られたスペースを有効活用できる家具の売上が伸長。
季節感を意識したファッション
ウィンドブレーカー(+194.7%)やトレンチコート(+34.1%)といった通勤向けアウターの売上が増加。また、クラシックビキニは+1278.2%と急増し、夏に向けたレジャー消費も始まっている兆しがあるとのこと。