アパレル・雑貨 タッチポイント強化に成功したYappli活用事例を紹介
続いて、神田氏は「Yappli」導入事例を5つ紹介した。
1. アンダーアーマー公式アプリ
アンダーアーマーは「タッチポイントの強化」と「会員証のデジタル化」を実現するために、Yappliの活用を選択。スマートフォンを肌身離さず持つ顧客の多さに目を向け、「ポイントカードを忘れてしまってポイントが付与できない」「ポイントカードを紛失してしまった」といったように、顧客にとって損となる事態を回避することが可能となった。
加えて、アンダーアーマーでは公式アプリをダウンロードした直後に特典クーポンがされる仕様となっていると神田氏は説明する。
「ダウンロード直後のクーポン配布は、店頭スタッフが接客訴求する際にアピールポイントとして作用します。また、顧客も『すぐに利用できる』というメリットがあるため、ダウンロードをうながす上では効果的な施策と言えます」(神田氏)
同ブランドでは、ダウンロード以降もブランドのストーリーを伝えたり、顧客が登録した属性に応じた商品紹介やショップブログ更新のお知らせを通知したりといった方法で継続的に接点を創出。ブランドに親しみを持ってもらえるような工夫を施している。
その結果、アンダーアーマーでは公式アプリ経由でのEC流入数がウェブ・SNS経由の9倍を記録。メルマガと比較した購入回数は1.2倍、顧客単価は1.45倍と着実に自社アプリの効果を発揮している。
2. AZUL BY MOUSSY公式アプリ
AZUL BY MOUSSYは、「実店舗とECの相互送客を活性化したい、情報発信を一元化したいという考えで自社アプリの導入を決断した」と神田氏は解説。自社アプリから行うプッシュ通知の開封率はおよそ40%を記録していると言う。
「メルマガを運用されている方であれば、この数字が驚異的なものであるとご理解いただけるのではないでしょうか。Yappliでは、開封してもらうための工夫や改善も管理画面から容易に行うことができるため、高い成果に結びついていると考えています」(神田氏)
3. SAC'S BAR(サックスバー)公式アプリ
バッグ・スーツケース・財布などを扱うSAC'S BARは、オムニチャネル化と顧客とのつながり強化を目的に公式アプリを導入した。コンテンツの提供はもちろんながら、実店舗・EC共通のポイントプログラムを整備することでアプリをハブとして活用。「STAFF START」との機能連携を活用することで、オンラインの集客向上にもつなげた結果、ユーザー数120%を達成している。