著者の田中です。ネットショップの場合、店頭での支払いができないので、購入代金をお客様が支払うための一つの窓口として銀行口座を使うことになります。ですので、お客様の立場でその口座も用意してあげた方が親切だと思います。イーバンクやジャパンネット銀行などのネット銀行は、24時間利用ができて振り込み手数料が安く利便性が高いのが特長です。そういった意味では、同じようにネット銀行に口座を持っているお客様には使いやすい振込口座となります。また、ゆうちょ銀行も手数料が安いので根強い人気があります。

一方、都市銀行の場合ですが、こちらもネットバンキングをほとんど備えており、利便性も悪くありません。手数料等は銀行によって違いますが、お同行宛の振り込みは手数料が安くなっています。（ATMでも同じですが）お客様が企業だった場合には、都市銀行の口座を持っていることが多いので、振込先が同行だった場合には、振り込み作業や費用の負担が少なくなります。（ATMでの作業は変わりませんが、ネットバンキングの場合には振り込み作業が楽です）また、都市銀行に口座があると、地方の知らない銀行より何となくですが信頼感があります。それは、「知ってる名前＝安心感」につながるためだと思います。

ですので、振込口座として表に出すのは、可能であれば、「都市銀行」「ネット銀行」「ゆうちょ銀行」の3つが揃っていて、お客様の都合で選べるのが理想的ではないでしょうか。銀行口座に限らず、決済方法は多くお客様に合わせて対応できるにこしたことはありませんが、手数料や維持費の問題もありますので、ご自分の事業の大きさに合わせて用意するのが現実的だと思います。まずは、銀行口座（都市銀行でも地方銀行でもネット銀行でも）とゆうちょ銀行の口座の2つがあり、代金引換が用意できていればよいと思います。いつでも決済方法は増やせますので。

なお、地方銀行（信用組合、信用金庫も含む）ですが、事業という観点で考えた場合、地元業者との取引に便利であることと、日頃の利用によって資金調達が必要なときには力になってもらえる可能性が高いことがあります。いくつも口座を持つことで管理は大変ですが、可能であれば銀行を使い分けて利用することをオススメいたします。ご参考ください。

Name：田中 正志　　Date：2010年03月24日 16:31

著者の田中です。銀行口座は、店舗名で作ることができるので、店舗名の口座で管理するのがよいと思います。店舗名の口座といっても、「○○○ショップ　田中正志」のように、店舗名と個人名の両方が口座名につきます。店舗名だけでは作れません。会社組織の場合には、会社名と代表者（弊社の場合ですと「株式会社ウィルマート　代表取締役田中正志」）となります。大きな違いは、会社組織の場合には、振込先口座名が会社名だけでも振り込みできますが、個人での場合には店舗名だけでは振り込みできないことです。個人の場合には「○○○ショップ　田中正志」もしくは「田中正志」でないと口座番号があっていても、口座の確認がとれないそうです。（銀行に聞きました）

これは多分、口座を作る際の証明が会社だと登記簿謄本が必要であり、個人だと身分証明書が必要になるとという、その存在の主体が会社か個人かということで、そうなっているのではないでしょうか。（あくまで憶測ですが・・・）

事業として経理を行うにあたり、事業用のお金の管理は個人と分けておいた方が賢明です。[ami] さんがこの事業を会社組織として行うのであれば、会社の設立登記を行ってから口座の取得となりますが、個人事業主で行うのであれば、開業届とリンクさせる必要は必ずしもありません。しかし、昨今、銀行口座を作るにも証明が必要となりますので、店舗名で作る場合には、店舗を証明できるのも（サイトのキャプションとか、URLとか）が必要になるそうです。この辺は、口座を作る金融機関によって異なりますので、直接窓口等で確かめてください。参考になれば幸いです。

Name：田中 正志　　Date：2010年03月23日 20:35