「商品に無料でつけるサービス品(おまけ)について」のQ&A
商品に無料でつけるサービス品(おまけ)について
Name:プードル Date:2010年01月22日 17:13
はじめまして。こんど初めてネットショップを開いてみようとしているものです。
本も大変参考になりました。
本題ですが、販売する商品(ハンドメイドの手芸系完成品)に購入してくれたお客様に感謝プレゼントなどの名目でおまけをつける事は特に法的問題はないですか?
また、その旨は特に記載せずにやっても構わないでしょうか?
さらに以前のトピックで他の方の投稿にありました「デコパージュ石鹸」ですが、これを「販売」となると様々な許可が必要になり現実的にはハードルが高い、と言うお話でしたが、デコパージュ石鹸を「販売」」ではなく、「おまけ」として扱う事はどうでしょうか?
あるいはショップをオープンさせた暁には販促目的で無料で配るのはどうでしょうか?
作ったデコパージュ石鹸は個別包装しているので、その中にカードサイズ大のショップPRなどを入れておく。よく街でティッシュを配っていますがそういう感じで。
宣伝費と考えるとコストパフォーマンスは微妙ですが、どちらも趣味で作っているものなので自分は楽しいですし、ティッシュや紙のみのチラシと比べるとインパクトが強く、配られた人は確実にもらってくれそう。
著者の田中です。デコパージュ石鹸の粗品について、保健所からご返答をいただきました。たとえ無料でお配りするものであっても、一般の人に流通させるということで、化粧品製造業および化粧品製造販売業の許可が必要になるとのことです。「一般の人に流通させる=その責任を負う」ということになるので、その目的と価格に関係無く、許可が必要という考えになるそうです。ご参考ください。
Name:田中 正志 Date:2010年01月27日 15:29
遅くなりすみません。
たくさん、調べていただき感謝です!
続報もお待ちしております。
ありがとうございました。
Name:プードル Date:2010年01月27日 12:44
著者の田中です。[プードル] さん、読んでいただきありがとうございます。販売商品へのおまけは問題ないと思います。お客様にとっては、届いたときのサプライズにもなりますので、喜ばれるのではないでしょうか。特に、リピーターの方には、お店のファンとなってもらうことが繁盛店への必須条件となりますので、このように感謝の気持ちを言葉や形に表すことは大切だと思います。
初めて購入していただいた方への感謝はもちろん、2度目に買ってくれたお客様には違った感謝の気持ちが沸いてきます。「前の商品が気に入ってくれたんだ」「対応がよかったのかも」など、嬉しい気持ちになります。それが何回もになれば、なおさらのこと。かといって過剰なプレゼントはもちろんできません。
基本は、販売商品を気に入ってもらうこと。そしてお店を気に入ってもらうことです。プレゼントはさりげなくがポイントだと思います。行き過ぎたプレゼントは、「このお金も商品代金に入っているのでは?」と思われてしまうからです。ですから、プレゼントによっては、開店○○周年記念とか、特別感謝キャンペーンとか、理由をはっきりさせた方がお客様も安心して喜んでもらるものと思います。
さて、デコパージュ石鹸ですが、友達にあげるのと違って、粗品として販促に使うとなると微妙な気がしています。というのは、化粧品製造業および化粧品製造販売業の許可は薬事法の範囲で、目的のひとつに品質や安全性の確保があるからです。対象商品を扱うには、販売した商品(デコパージュ石鹸)に対して責任を持たなくてはなりません。そのためにハードルの高い許可制となっています。粗品は販売商品ではないものの、お客様に渡すものとなりますので、その粗品に対しても責任を負うものと考えられます。もしその粗品に何かあれば、その粗品の責任を誰が負うのかと考えた場合、そのままの石鹸であれば当然メーカーになりますが、デコパージュ石鹸となるとデコパージュした人になる可能性があります。つまり、0円の販売商品という扱いになるかもしれないと思うのです。
この辺は、はっきりと判断できません。保健所に聞いてみますので、お待ち下さい。前回同様、保健所としても即答できない場合には時間がかかりますが、法的なことはきちんと把握した方がよいので、お時間をください。よろしくお願いいたします。
Name:田中 正志 Date:2010年01月24日 22:20
何度も丁寧なご解答ありがとうございました!
大変勉強になりました。
何かと不慣れで困る事もまだ出てくると思いますが今度ともよろしくお願いいたします。
Name:プードル Date:2010年01月28日 17:51