5つのサービスを用意し、さまざまなインハウスニーズに対応
漏田氏は、「このように可変的なインハウスニーズに対応するべく、オーリーズでは次の5つのサービス形態を用意している」と紹介する。
- コンサルティング─固定型:インハウスを実現・維持するための目的に応じた伴走型コンサルティングサービス
- コンサルティング─チケット型:必要なタイミングでニーズに応じて広告運用に関する相談に乗るアドバイザーサービス
- ブースター代行:短期でも依頼可能であり、広告運用に関連するさまざまな作業代行を担うサービス
- トレーニング:広告運用やアドテクノロジーに関するトレーニング(座学と実践)を行うサービス
- オプションサービス:各種ツール・システムの導入支援、分析サービス
同社では、次のようなロジックツリーに沿ってヒアリングを行い、広告主の要望に応じたカスタムメイドなサービスを提供している。
ここで漏田氏が、とくにインハウス化を目指す広告主からの相談として多いケースをふたつ挙げた。
インハウスに向けてできることから進めたい、透明性を高めたいケース
検索広告・動画広告の運用は外注、ディスプレイ広告は自社で運用しているが、すべての領域をインハウス化したいと考えている。社内リソースの確保が難しく進捗が芳しくないが、できるだけ早く広告データとCRMデータを連携させて効果分析を行いたい。
このケースでは、オーリーズがブースター代行を実施し、「10ヵ月ほど経過したところで広告運用担当者の採用が叶い、現在は検索広告・動画広告の内製化を実現できている」と漏田氏は説明した。
将来的なインハウスを見据えた広告代行パターン
直近で大きな資金調達を行ったスタートアップ企業。今後の資金調達に向けて、ユーザー獲得を成功させるべく広告運用のインハウス化を検討しているが、採用活動に苦戦している。
このケースでは、オーリーズがブースター代行を実施し、アカウントの立ち上げから支援。将来的なインハウス化を見据えた支援を行っていると言う。
最後に漏田氏は次のように語り、セッションを締めくくった。
「インハウスは課題解決のひとつの選択肢であり、運用型広告の成果を高める有効な打ち手と言えます。実現するには、広告主と広告代理店が手を取り、中長期で体制構築するシナリオを設計することが重要です。
オーリーズは『あなたを、叶える』をモットーに、パートナーとして深い協業関係を築きながら、手法にとらわれずに目標達成への最短距離を描いていく広告代理店です。アジャイル思考で成功へと導けるよう、チャレンジを通じて広告運用のあるべき理想形を今後も体現していきます」(漏田氏)