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Cookie-less時代の集客を支援 NTTドコモが示すゼロパーティデータ活用の可能性

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2020/11/06 11:00

 ユーザートラッキング技術として長年使われてきたCookieの利用制限が本格化しつつある中、顧客獲得のための新たな手段として注目されているのが、ゼロパーティデータの活用だ。株式会社NTTドコモでは、ゼロパーティデータとして同社の膨大な会員基盤を活用できる「ドコモ広告」事業を展開。2020年10月6日に開催された「ECzine Day 2020 Autumn」にて、ドコモ広告の特徴や提供できる価値、これからの展開などを同社マーケティングメディア部 広告ビジネス担当課長の棚澤康之氏が紹介した。

個人情報保護に向けた世界的な動き Cookie-less時代の本格化へ

株式会社NTTドコモ マーケティングメディア部 広告ビジネス担当課長 棚澤康之氏

 近年の世界的な潮流として、個人情報保護に関する法制度の厳格化が進んでいる。2018年にEU一般データ保護規則(GDPR)、2020年にはアメリカにてカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)が施行され、日本においても改正個人情報保護法が成立した。

 こうした動きを踏まえ、プラットフォーマーも対応を進めている。AppleはSafariに実装するITP(Intelligent Tracking Prevention)のCookie利用制限をさらに強化。Googleも、2020年1月にChromeでのサードパーティCookieのサポートを2年以内に廃止する方針を示すなど、デジタルマーケティングの世界は本格的なCookie-less時代を迎えつつある。

 棚澤氏は、「これまでCookieに頼っていたリターゲティングの手法は使えなくなりますし、コンバージョンタグによる効果測定も行うことができなくなります。このままでは、新規およびリピート顧客の獲得が非常に難しくなってしまうということです」と語る。

 こうした状況の中で、Cookieによるトラッキングに代わる技術として注目されているのが、ユーザーから明示的にデータ利用の同意を得て収集されたゼロパーティデータの活用だ。

「これからの時代は、大規模なIDを保有する事業者との連携がより重要になってくるでしょう。NTTドコモでは、以前からゼロパーティデータである会員基盤を軸にした広告事業に取り組んでおり、Cookie-less時代に対応したさまざまなサービスを目的に合わせて柔軟に活用いただけます」(棚澤氏)

 なお、NTTドコモではこれまで、広告主や代理店ごとに多岐にわたる広告商品群から最適なメニューをセレクトして提案してきたが、その全容がわかりにくいという声も中にはあったと言う。そこで、改めて数々の広告商品の総称(ブランド)を「ドコモ広告」として名称統一。よりわかりやすいリニューアルを図っている。


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連載:ECzine Day 2020 Autumn レポート

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