リピート率は50％ 地方からも顧客が通うワケ
estはest Skin Athlete Gymのスタート前、2022年10月・2023年6月と2回に分けてテスト提供を行っている。本格的に展開し始める際も「まずはスモールスタートで」と考え、銀座の実店舗のみでの提供に入口を絞った。2025年2月時点で本格提供の開始から約10ヵ月だが、清原氏は「想像以上に大きな反響が得られている」と語る。
2025年1月末までに契約者数の総計は100名を超えた。その上、契約者数の2倍以上の問い合わせや相談が寄せられている状況だ。さらに、トライアルコースや半年コースが終了した後のリピート率は50％以上にのぼる。ほとんどが30代～50代で、清原氏は「まさにestがアプローチしたい層と合致している」と話す。
「高額なコースにもかかわらず、多くの方が再契約してくださっている事実に驚きました」
est Skin Athlete Gymの契約者のデータからは、意外な発見も多かったという。
当初は契約者のほとんどが、est商品の愛用者ではないかと想定されていた。ところが実際には、普段からest商品を主に使用している人の割合は約25％にとどまっている。残りの約75％はestに初めて接触する新規顧客、もしくは使用経験が少ないライト層だ。中には男性の契約者もいる。
また、居住地別にデータを見てみると、東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県が大半である一方、大阪・新潟・福島など地方在住の契約者が全体の10％近くを占める。
「契約の理由としては、RNAによる肌解析を通じて悩みの根本的な原因を探り『最短で無駄なく綺麗になりたい』と回答する方がほとんどです。そのほか、トリートメントが受けられたり、スキンケア商品を手に入れられたりする点も、メリットに感じてもらえています」
たとえば、1年コースにはestの商品と交換できる33万円分のポイント、11万円分のスキンケアのスターターセットも含まれている。
「一見すると高額なサービスに思えますが『コスパが良い』と考えて契約される方も少なくありません。『肌の変化を感じて楽しい』という声もあり、継続を後押しする要因となっています」
