顧客や店舗スタッフを通じ、KAMOにかかわる全員でECサイトを盛り上げる
EC利用率の上昇にともない、ECサイト上で比較検討・購入決断までできるよう、求められる情報の質や密度が上がっているのも実情だ。こうした顧客の変化を踏まえ、サッカーショップ「KAMO」を運営する加茂商事では、商品詳細ページに店舗スタッフが着用したビジュアルとコメントを掲載。さらには商品のお薦めポイントをビジュアル化して紹介するなど、店舗の接客ノウハウをECサイト上に反映している。
加茂商事では、店舗スタッフがスマートフォンを使い、商品に対する接客ノウハウやスタイリングを気軽に投稿できるようにしている。InstagramからUGCを並行して収集し、購入検討者が商品情報を事業者・顧客双方から得ることができるよう、visumoのプラットフォームで包括的に仕組みを備え、情報の充実化を実現。ECサイトをKAMOにかかわる全員で盛り上げているのが特徴だ。
ビジュアル活用、情報の充実化はコロナ禍の一時的な対策ではない
井上氏はこうした事例を踏まえた上で、ECサイトの情報を充実させる意義を次のように語った。
「オムニチャネルやOMO、ユニファイドコマースなどさまざまな言葉はあれど、現代は顧客体験を充実させるためにクリアすべき課題がたくさんあります。しかしECサイトや会員アプリといったデジタル基盤は、昔から存在するカタログやポイントカードが形を変え、デジタルに移行したようなものです。つまり、デジタル上での情報の充実化も従来の発想を踏まえた上で進めていけば、十分に実現可能と言えます」(井上氏)
井上氏は、コロナ禍の売りかたの変化を踏まえながら「ECサイトはただ売るだけの場所ではない」と続ける。
「ECサイトは顧客にとっては商品を知るため、そして店舗スタッフにとっては接客知識を得るための大事な場所と言えます。テクノロジーを通じて組織全体でECサイトを磨き込み、DXを進めていかなくてはなりません」(井上氏)
これらを容易に進める手段として、井上氏はビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo」のサービスを紹介する。
「visumoを活用すれば、ビジュアルに富んだECサイト制作や素材集めのコストを大きく下げることができます。顧客やアンバサダー、店舗スタッフがスマートフォンから直接アップしたビジュアルやコメントなどのコンテンツをすぐにECサイト上へ展開可能です」(井上氏)
井上氏は、最後にアフターコロナの世界を見据えたEC展開についてこのように進言し、セッションを締めくくった。
「ニューノーマルでコンタクトレスな時代においては、進化したIoTを駆使し、オフラインまで含めたDX推進が加速すると予測されます。アプリやデジタルサイネージ、デジタルミラーやデジタル棚、AR/VR/MRを活用して店舗の顧客体験をより豊かにすることも欠かせません。いずれにせよ、ビジュアルを駆使した情報の充実化は、コロナ禍を一時的に切り抜けるための術ではなく、今後ものを売るにあたって必須の要素であると言えます。ECサイトにも、ぜひビジュアルコンテンツを充実させていきましょう」(井上氏)
ECサイトのコンテンツ充実を叶えたい方は必見!
Instagram連携ツール/UGCマーケ、スタッフ投稿、動画コマースなどのEC施策が月5万円から。Instagramへ投稿された写真や動画をEC/ウェブサイトに活用し、売上アップにつなげるツールです。本記事でご興味を持たれた方はvisumoホームページからお問い合わせください。