新しい生活様式におけるSMBを支援するLINE
中堅・中小企業のマーケティング担当者、パートナー企業や代理店などを対象に開催されるイベント「LINE SMB DAY」。新型コロナウイルス感染症の拡がりにより、世の中に様々な影響が及ぶ中、同社は日本企業の90%以上を占めるSMBを支援すべく、続々と新たなサービス・機能のリリースを行っている。
KeynoteのPart1では、LINE株式会社 執行役員 広告ビジネス事業担当 池端由基氏が「LINEと切り拓く、新時代の顧客コミュニケーション」をテーマに、飲食店や小売店・メーカーなどSMBを支援する新たなソリューション、取り組みを発表した。
- 飲食店向けソリューション「LINEで予約」(2020年11月16日提供開始)
- 新しい生活様式での店舗探しを容易にする「LINEプレイス」(2021年3月以降提供開始予定)
- 小売店・メーカーの店頭販促活動をデジタル化する「LINE POP Media」(2020年9月よりトライアル提供開始)
- キャンペーンプラットフォーム「LINEで応募」
- LINE公式アカウント導入企業向けツールを安価で提供する「LINEマーケットプレイス」
- 認定講師「LINE Frontliner」によるイベント・セミナーや情報発信の強化
続いてPart2では、同社 広告事業本部 マーケットグロース事業部 川代宣雄氏が「中堅・中小企業の顧客コミュニケーションを支える、LINEの新機能とサービス」をテーマに登壇。2020年9月時点でアクティブアカウント数24万を記録する「LINE公式アカウント」や8,600万人へのリーチを実現できる「LINE広告」の現況について伝えた。
2019年11月よりオンライン申込に対応したLINE広告は、広告アカウント開設数を順調に伸ばし、2020年6月時点で累計1万7,987件を記録している。川代氏は、ターゲティング機能の拡充や全アカウントのうち81%が活用する自動入札、動画広告のパフォーマンス向上といった運用トレンドについて解説した上で、サービスのアップデートについて言及した。
LINE公式アカウントでは2020年7月、LINEユーザーの音声/動画通話を実現する機能「LINEコール」をリリースし、同年9月にはLINEコールの着信を、設定した任意の電話番号に転送できる機能も追加。この他にも、LINE公式アカウント経由でウェブサイトに遷移したユーザーの行動履歴を取得する「LINE Tag」、ユーザーアクション・セグメントに応じたメッセージを自動配信する「ステップ配信機能」(2021年以降、提供予定)など、データ活用を軸にした機能拡充を図っている。
また、LINE公式アカウントのパフォーマンス向上を支援する「カスタマーサポート付きプラン」(サービス開始日時未定)、LINE広告では広告運用初心者の立ち上げフェーズを支援する「LINE広告 90日間スタートダッシュサポート」を設け、カスタマーサクセスにも注力。川代氏は「認知・獲得・来店促進・顧客コミュニケーションといった、企業がプロモーション活動を行うすべてのフェーズでLINE公式アカウント、LINE広告は活用できる」と述べた上で、「当社は2021年に向け、LINEのサービスを導入していただくだけでなく、成功を支援する体制も強化していく」と語り、Keynoteを締めくくった。