スキャン&ゴーがソリューションに
山崎氏は、店頭での自社EC利用促進のソリューション例として、海外で増えているスキャン&ゴーの活用を挙げた。商品タグをスキャンしてもらうことで、店頭でもデジタルマーケティングが展開でき、購買を後押ししながら、他社への流出も防ぐことができる。
ZETAでは、このスキャン&ゴーを進化させたサービス「ZETA CLICK」のリリースを予定している。スキャンしてECに誘導するだけでなく、パーソナライズされた情報が提供できるのが大きな特徴だ。購買履歴や在庫の有無、会員・非会員などによって、ダイナミックプライシングやクーポン表示、レビューページへの誘導など、最適な提案を行う。現在最終調整を行っており、リリースが待たれる。
店頭のデジタルマーケティングによって可能になるパーソナライズ。それが結果として、企業・ブランドへの消費者の信頼につながる。店頭という「伸びしろ」を生かすデジタルマーケティングは、今後さらに拡大していきそうだ。