候補語と商品画像をサジェスト
「ポップリンク」と併せて検索体験を向上する
ECサイト内検索ガジェット「ポップファインド」登場
今回話を聞いたのは、サイト内検索のプロフェッショナルともいえるビジネスサーチテクノロジ。2004年の会社創立から現在に至るまで、「検索」という領域を突き詰めてきた。同社の主軸サービスは、ECサイト内検索プラットフォーム「probo EC(プロボ イーシー)」、検索時に候補語と商品画像をサジェストする「ポップリンク」。後者の「ポップリンク」と同様に、手軽にECサイトの検索精度をアップすることができるサービスとして2018年4月にリリースしたのが、ECサイト内検索ガジェット「ポップファインド」である。
2009年12月にサービスを開始したprobo ECは、関連サイトの横断検索、検索キーワードの分析、既存のサービスへの組み込みやカスタマイズなど、多彩な機能を搭載。ECサイトの検索を柔軟に改善することが可能だ。これまで、中規模から大規模のECをもつ事業者を中心に、商材のジャンルを問わず広く導入されてきた。
一方、ポップリンクは手軽さが魅力の検索ツールである。検索キーワードを入力すると候補語はもちろん、画像と商品に関連する情報を表示し、詳細ページにリンクする。検索窓からダイレクトに詳細ページへ誘導することができ、実装に関しても指定のタグを貼り付けるだけで完了する。
また、ECではメインのデバイスになることも多いスマートフォンとの相性の良さも、ポップリンクの特徴だ。小さい画面のなかでどのように商品を見せるかが重要なスマ―トフォンにおいて、少ないタップ数で詳細ページまでたどり着くことができるのは大きなメリットである。シンプルに導入することができるため、検索機能の改善施策としてまずは実装し、効果を見ることもできる。
検索窓上でキーワードと商品を表示してナビゲーション改善につなげるポップリンクに対し、検索窓の先にある、検索結果そのものを最適化するツールとして開発されたポップファインド。その開発経緯について、同社営業部・光安 紀臣さんはこう語る。
「これまで、ECサイトの検索サービスとしてproboECをご利用いただいてきましたが、ECパッケージやECカートを導入しているが、その検索の精度に課題を感じている、既存のシステムには手を加えられないといった声もよくいただいていました。そうした方々にも、手頃な価格で検索結果を最適化できるサービスを提供したいという思いでリリースしました」