データ統合からメール配信まで数クリック!これぞ自動化
既存のCRMツールの課題を受け、新たに開発された「カスタマーリングス」は、わかりやすく言えば、流行りのマーケティング・オートメーションツールだ。昨今、バズワードでもある「マーケティング・オートメーション」だが、鈴村さんは以下の3つの機能を持ち、それぞれが途切れず、一連の流れでできてこその自動化だと言う。カスタマーリングスでは、その実現にこだわった。
実際にイベント会場では、データ統合から顧客分析、シナリオ作成、そしてアクションまでカスタマーリングス上で行えることが、デモンストレーションで示された。操作も数クリックで済み、ITリテラシーを問わないユーザービリティになっている。
「さらにカスタマーリングスの良いところは、すべてのデータに人が紐付いているところです。たとえば優良顧客のフォルダから、ある顧客をクリックすると、初回の購入日、購入商品、購入金額、朝型か夜型か、年齢、性別、誕生日といった情報がすべて見られるようになっています。
ECはデータが重要ですが、数字だけを見ていると、顧客の顔が見えなくなります。EC事業者さんは『商売』をやられているので、それではいけない。ぜひ定期的に、自社のお客様がどういう方なのか、見直す機会を作ってください」
顧客を見える化する、カスタマーリングスの分析機能
顧客を見える化するには、分析が重要であり、以下4つの機能はとくに有効だと鈴村さんは紹介していく。
1.流入チャネル別施策/広告効果分析
オン・オフ問わず、どのチャネルから購入されているかがひとめでわかり、広告費を入力すれば自動的にCPAを算出する。
2.リピート購入、継続施策分析
どのタイミングで購入したユーザーが継続率が高いかを分析することにより、過去に打った施策の効果や、追加で引き上げ施策を行うべき顧客グループがわかる。