不正注文を事前に防ぐだけでなく、販売チャンスを逃さない
1年前に突如増えた、不正注文。以前は、注文内容や住所、名前などから判別できたが、最近はそうした情報だけでは判別できないほど工夫されており、目視では追いつかなくなっていた。
「そもそもチャージバック、不正注文とはというところから丁寧に教えていただきました。そして、『何をもって不正注文とするか』という基本ルールの設定の際も、かっこさんからお知恵をいただいて、徐々に学んでいきました」
果たして、その成果は。
「『O-PLUX』の導入により、不正注文が確実に減りました。導入から1週間と経たずに、成果が出始めましたよ。アラートが出た注文をチェックする作業は増えましたけれど、それは、以前は見逃していたものがあがってくるようになったので、ありがたい変化です。考えていたよりもかなり多く、不正注文を見つけてくれるんですよね。
加えて大きいのは、不正注文を避けるために注文受付を電話等に流していた、換金性の高い高額商品を、ネットで販売できるようになったことです。販売のチャンスを逃さずにすむようになったのは、非常によかったのかなと思っています」
すでに成果が出ている『O-PLUX』だが、今後、さらに有効活用するためには。
「『ちょっと怪しいけれど、一般のお客様かもしれない』という、グレーなアラートへの判断に時間がかかっています。現在、担当者が判断に迷うと、その上司と相談して決めるというフローをとっているのですが、その時間がもったいないですよね。白か黒か、はっきりと判断できるようなガイドラインを作っていきたいと考えています」