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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2024 Spring レポート(AD)

「アソビュー!」のKPIは“OPC” LTVを上げるアプリ活用と継続的な事業成長の秘訣を解説

 ウェブサービスとしてスタートしたレジャー・遊びの予約サイト「アソビュー!」。事業成長の過程で、軸足をアプリへと移行している。2024年3月14日開催の「ECzine Day 2024 Spring」で、モバイルアプリ計測ツールを提供するadjust株式会社 Sales Lead, Japan 高橋将平氏とともに、アソビュー株式会社 カンパニーCMO 星賢志氏が講演。アプリに着目した理由や顧客データの活用方法などを語った。

中長期的な成長を目指し“利用回数”にこだわる

 2012年にドイツのベルリンで創業したAdjustは、2014年に日本支社を設立した。主に、アプリユーザーの流入経路を計測するツールを提供している。現在、同社のツールが導入されているアプリは、13万5,000以上にものぼる。

「アプリにおけるユーザー接点は、『インストール』『会員登録』など様々です。当社は、各行動データの流入経路からアプリ内の深部までを計測、KPIと紐づけてレポーティングしています。創業よりプロダクトを進化させており、今後はLTV予測やインクリメンタリティ計測の機能、MMM関連のプロダクトなどもリリースする予定です」(高橋氏)

adjust株式会社 Sales Lead, Japan 高橋将平氏
adjust株式会社 Sales Lead, Japan 高橋将平氏

 一方の「アソビュー!」は、現代を「Well-Beingが重要な時代」と捉え、レジャーや遊びの予約サービスを提供してきた。レジャー施設などの事業パートナーへの業務DXサポート、遊びの体験をプレゼントするギフト事業、地域の観光誘客のサポート事業も含め、“遊び市場”を中心に事業展開している。そんなアソビュー!が重視するKPIが“OPC”だ

「特に、『OPC(Order Per Customer)』というサービスの利用回数を示す指標を設定しています。お客様に繰り返し利用していただくことで、中長期的にも利益率の高いグロースを狙う考え方です」(星氏)

OPC(Order Per Customer)
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 顧客の利用金額をKPIに設定する企業も少なくない。そんな中、なぜアソビュー!は利用回数に着目するのか。高橋氏がこうした疑問を投げかけると、星氏は次のように答えた。

「お客様の満足度や今後の継続利用、他のお客様への推奨意向まで考慮すると、1回きりの利用で終わってしまうのはもったいないです。複数回にわたって利用していただくよう促すことで、中長期的な成長につなげています」(星氏)

 ウェブサービスとして立ち上げられたアソビュー!だが、現在は2022年8月にリリースしたアプリ活用に注力している。その背景にあるのもOPCだ。

アプリのほうが、OPCのポテンシャルが高いです。マーケティングファネルをイメージしてみてください。アプリをインストールするお客様は、サービスの利用自体を目的としている方が多いといえます。そのサービスを使いたい意向が明確で、既に『自分ごと化』している状態です。アプリを活用すれば、マーケティングファネルでいうお客様の購買行動の段階を、効率的に先へ進めた状態でアプローチできるのです」(星氏)

アプリのほうが、OPCのポテンシャルが高い
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 そのため、アソビュー!は既存顧客をアプリへ誘導する施策を進めている。ウェブサービスを利用する顧客がまだまだ多い中、アプリの利便性を積極的に訴求するという。

「まずは既存会員に利用していただくのが、日常に溶け込む存在となるための第1ステップです」(星氏)

モバイルアプリアトリビューションの基本

プライバシー規制が変化するにつれて、アトリビューションの計測もますます複雑化しています。このガイドでは、アプリマーケターや開発者に役立つインサイトを分かりやすく紹介します。

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平均的な顧客は存在しない n1分析でインサイトを捉える

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この記事の著者

景山 真理(カゲヤマ マリ)

フリーランスのライター。EC店舗、タウン情報誌制作会社、マーケティング支援企業などへの勤務経験を経て、ウェブメディアや雑誌をはじめとする紙媒体のライティングの仕事をしています。専門領域はデジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、ECのセールスメルマガ、仕事・働きかた、デジタルトランスフォーメーションです。 ウェブ●Mari Kageyama Writing Works

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:adjust株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://eczine.jp/article/detail/14484 2024/05/21 11:00

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