著者の田中です。[Ｋ．Ｔ] さん、読んでいただきありがとうございます。このような商品の場合には、サイトへの集客はもちろん重要ですが、サイトに訪れたユーザーに対して、いかに生産者や商品のことを伝えることができるかがポイントになると思います。となると、ショッピングページ（ショッピングカートなどの購入ボタンがついているページ）だけではなく、関連する情報ページを作りやすい方がよいのではないでしょうか。

例えば、Aという商品があって、それに関する情報（生産者のこと、現地のこと、栄養価や安全性のことなど）の全ては同じサイト内にて紹介するのが望ましいです。そのサイトに情報がなければ、ユーザーは検索サイトで調べて他のサイトで情報を得ようとします。できれば、一度訪れたユーザーを他のサイトに移動させないほうがよいと思います。一度、他のサイトに移動した場合、そのまま戻ってこない可能性があるからです。また、情報を掲載するページは、読み手のことを考えてレイアウトすべきです。時々、縦に長くスクロールをかなりしなければ見られないページに出会いますが、かなり読みにくく最後まで読もうと思ったことはありません。検索エンジンもページ上部から情報を拾う範囲が決まっていますので、検索対応としても意味がありません。その情報量が多ければ多いほど、メニューでわかりやすくページを分けて、より快適にユーザーが見られることを重要視して作ったほうがよいでしょう。ユーザービリティーを考えた展開が大切です。

ショッピングカート付きのシステムでも、ホームページにショッピングカート機能つけるのでも、ご自身が管理しやすいサービスであれば良いと思います。信用度という点では、一般的に独自ドメインか大手モール内での展開の方が有利かなとは思いますが、他でもサイトのデザインや情報掲載をしっかりすれば、その問題はなくなります。まして、他と比べられる商品ではないと思うので、どちらの方法でも大差はないと思います。各サービスを比べてみて、なるべく費用がかからずに、やりたいページが展開できるものを選択するのがよいのではないでしょうか。費用が高ければよいとは必ずしも言えません。費用の差は多くの場合、サーバーの性能やバックアップ体制、容量などによりますが、小規模で展開する場合には気にする部分ではないと思いますので、少しでも負担がかからない方が良いのではないでしょうか。気にするとすればセキュリティー面（ユーザー情報にたいして）ですが、低価格なサービスでも、ショッピングカートにはSSLは標準でついているはずなので、こちらも問題ないでしょう。

大手モール出店を除いて考える場合には、ご自身が使いやすいこと、ご自身が続けられる費用であること、を基準に選択してみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。

Name：田中 正志　　Date：2009年09月01日 09:52