ローカライズでますます使いやすく、日本のECのさらなる支援へ
しかしながら、「Perpetua」の利用ハードルは必ずしも低いとは言い難かった。管理画面は日本語化されているもののわかりやすさで言えば難があり、より学びたい人向けの記事や動画は英語で作られたものが多かった。このような課題が、今回の日本支店開設とローカライズのための投資が積極的に行われれることで解決に向かうと言う。また、投資は採用にも向けられる。人員を増加することで、ツールの受け渡しだけではなく、EC事業者のマーケットプレイスでの売上最大化の戦略を共に考えることでEC事業社への支援の幅も広がると考えている。
「PerpetuaがAscentialグループの傘下となったことでもっとも重要なのは、日本のお客様に最高のカスタマー・エクスペリエンスを提供できるよう、日本で積極的な採用を行うことです。 2022年には、アカウント・マネジメント・チームの人員を3倍に増強し、より強固にお客様をサポートしていく予定です。 また、より日本にローカライズされたサポートを提供するため、ヘルプセンターの記事やエデュケーションビデオをすべて日本語に翻訳していきます」(Adam Epstein/Perpetua VP of Growth)
力強いバックアップを得たPerpetua Japan。的場さんは今後の展望をこう語る。
「Perpetuaの経営陣は、北米で実施していたマーケティング活動の焼きまわしでは、特殊なデジタルランドスケープを持つ日本市場で通用しないことをわかっており、ローカライズについては完全に任せてもらっています。Perpetua Japanでは、たとえばチャットだけではなく電話での対応も行いますし、Slackでコミュニティを作るなどして、ご利用いただいているEC事業者様同士が情報交換できるようにもしていきます。従来行ってきたカスタマーサポートについては、『本当に助かる』といったお言葉をいただいてきました。Perpetua Japanになってもその姿勢は変えず、今後はさらに親身にサポートしていきたいと考えています。ビジョンに賛同していただける方には、ぜひPerpetua Japanにジョインいただきたいと思っています。
実は北米で展開している『Perpetua』は、Amazon広告だけでなく、Walmart、Target等の大手リテールや買い物代行サービスのInstacartにも対応しています。これらのリテールが日本に進出する際にいち早く対応できるでしょうし、仕組みを用いて日本独自のモールやリテールに対応するという選択肢もあります。日本のEC化率がさらに伸長していく中で、Perpetua Japanがどう適応していくかだと考えています。どのような適応を行うにせよ、日本のEC事業者様を強力にご支援していくツールとサービスを提供していきたいと考えています」