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One to Oneメールマーケの新しい標準 「シナリオメール」の効果と実践のコツ

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2020/02/26 11:00

シンプルなシナリオから始め、最適な運用を見つけるのが王道

――これからシナリオメールを始めようと考える事業者にとって、心掛けるべきポイントはありますか。

嶋根 最初から詳細すぎるスコアリングやセグメンテーションで行うのでなく、シンプルな設計から始め、効果を探るのが良いでしょう。先ほど挙げた例のように、「メールを開封したか」「リンクをクリックしたか」等、まずはメールに対する直接的なアクションを起点に2パターンの送り分けを考えるだけでも、「興味・ニーズの有無」を大まかにとらえることが可能です。最初から完璧を目指すのではなく、シンプルな試行を繰り返す、その先の分岐を少しずつ増やしていく等、運用を重ねることで結果を蓄積し「自社にとって効果の高いパターン」を見つけていくことが重要です。

 もうひとつ大事なのは「クリエイティブのクオリティを落とさない」ことです。たとえ良いシナリオを思いついたとしても、メールのクリエイティブの質が低ければ効果は期待できません。シナリオありきではなく、読者に何を伝えたいか、もっと言えば「どんな行動をしてほしいか」のゴールを考えて、クリエイティブをしっかり作ることの大切さは、通常のメルマガと変わりません。

――御社が開発・提供しているメール配信システム「Cuenote FC(キューノート エフシー)」でも、最近シナリオメール機能が追加されたそうですね。

五十嵐 もともと、当社システムでは個人単位で開封・クリックの有無が確認でき、過去のメール配信への反応を分析してリストを分ける機能があったため、シナリオメールの配信自体は可能だったのですが、「効果測定」「リスト分け」「リストごとの配信設定」の一連の作業を手動で行っていただかなければならず、施策実施にお手間をおかけしていました。この一連の作業を自動化したのが、今般リリースさせていただいたシナリオメール機能です。

 Cuenote FCの「シナリオ機能」は、メールの開封、クリック、コンバージョンといったメール受信者の行動に応じて、メールコンテンツを自動で送り分けることができるため、「メールコンテンツの作成」と「分岐させる条件」をあらかじめ指定しておけば、その後の配信、効果測定、測定結果に基づくリスト分け、各リストの配信設定からシナリオごとの配信までが自動で実施されます。効果の高いシナリオメール施策を、最小限の手間で行うことが可能です。

Cuenote FCのシナリオ配信設定画面。設定した条件に応じてシナリオが分岐し、適切なメール配信が可能となる。

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