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成果を出すには泥臭い準備が不可欠!デジタル×アナログ融合型マーケティング施策の進めかた

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2019/04/25 11:00

 マーケティングの世界では、デジタルとアナログを組み合わせた施策が主流になりつつある。イーリスコミュニケーションズの鈴木睦夫氏は、「ECzine Day 2019 Spring」のセッションにおいて、デジタルとアナログを融合する意味や押さえておくべきポイントを解説。セッション後半では、パルコ グループデジタル推進室デジタル推進担当 部長の野中健次氏とともに、現在取り組んでいるパルコにおけるコミュニケーション施策設計について紹介した。

デジタルの施策だけに閉じていては生活者に届かない

 デジタルマーケティングの登場以降、多くの企業がデジタル施策に偏重する傾向も見られたが、従来のアナログ的なマーケティング手法も見直され、現在では両者を組み合わせることが「常識」ともいえる状況になってきた。

 その理由のひとつとしてイーリスコミュニケーションズの鈴木睦夫氏が挙げるのは、「生活者は、デジタルもアナログも縦横無尽に行き来している」という現実だ。たとえば通勤中のビジネスマンは、スマホでウェブ広告を見ることもあれば、特に意識することなく中吊り広告が目に入ることもある。デジタルの施策だけに閉じていては、アナログでしか届かない無数のタッチポイントを逃してしまうことになる。

生活者はデジタル/アナログを意識することなく、無数のタッチポイントを行き来する
生活者はデジタル/アナログを意識することなく、無数のタッチポイントを行き来する

 また、デジタル施策でリーチできる数には限界があると鈴木氏は指摘する。

「たとえば、Eメールのオプトイン率は約30%。開封率は約20%といわれています。つまり、最終的にリーチできるのは顧客全体の6%程度にすぎないということです」

 一方で、アナログ施策まわりの技術は大きく進化しており、デジタル施策と組み合わせてシームレスに活用できる環境が整ってきているという。その代表例が、カート落ちした商品を掲載して24時間以内に発送するというディノス・セシールのDMだ。

「印刷内容がパーソナライズされていることに加え、送るタイミングを決めているのが事業者ではなく、ユーザーの行動であることが重要です。この『ユーザートリガーDM』によって、これまでデジタルのEメールで行われていたのと同じことを、より開封率の高いDMで実現できるようになります」

イーリスコミュニケーションズ株式会社 Co-Founder / エグゼクティブ プロデューサー 鈴木睦夫氏 
イーリスコミュニケーションズ株式会社 Co-Founder / エグゼクティブ プロデューサー 鈴木睦夫氏 

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連載:ECzine Day 2019 Spring レポート

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