サービスを導入して終わりではない
伴走サービスにも注力する理由とは
ポップリンクとポップファインド、probo ECと、事業者の希望に応えるサービスを揃えていることもさることながら、同社は導入前後の伴走サービスにも力を入れている。
「我々は導入時の立ち上げや効果改善のサポートのことを『伴走サービス』と呼んでいます。当社の担当がつき、検索周りをはじめサイト全体の課題の可視化から施策の策定、実行までの数値を細かく管理し、導入した後も一緒に改善を続けていく。導入して終わりではありません。検索は文字を入力するので、ユーザーのインサイトがとてもよく見えます。ですから、その検索ログや行動データを見ながら、それらをどう使ってどのように改善していくかという部分までお手伝いさせていただくことで、売上やコンバージョンアップに繋げていけたらと考えています」
伴走サービスは各ソリューションとは別になるが、手頃な価格で始めることができるのもありがたい。光安さんに、現在のサイト内検索のトレンドをどう見ているかについても聞いてみた。
「トレンドワードで言えば最適化ではないでしょうか。検索したときにどの商品をどの順番で出すかによって、コンバージョンは大きく変わってきます。当然売れ行きが好調なものは1ページめに出すべきですが、売れ筋ではない商品が1ページめに出てしまうと、それ以外の商品の売上も落ちてしまいます。皆さんもご経験があるかと思いますが、Yahoo!やGoogleで検索をする時、クリックするのは1ページめのどれかであることが多いですよね。閲覧したとしても、2ページめの上位までではないでしょうか。サイト内検索も考え方も近い部分があると思います。当社のお客様で先進的な企業様では、Googleアナリティクスや購買情報などのデータと連携し、売れ行きや注目度を基準に検索順位を決定している事業者さんもいらっしゃいます」