顧客エンゲージメント・プラットフォームを提供するBrazeは、AI意思決定企業のOfferFitを3億2,500万ドルで買収する最終合意に達した。AIによる意思決定を支援するエージェントとの連携で、自律的に実験、学習し、顧客と関連性の高いパーソナライズされた体験を提供できるとのこと。
2024年9月、Brazeは顧客エンゲージメントにおけるエージェント型AIのビジョンを共有し「Project Catalyst」の開発計画を発表した。このネイティブAIエージェントは、顧客と関連性の高いジャーニー、コンテンツ、動機づけなどにより、ブランドがパーソナライズされた体験を提供し、最適化できるように設計されている。
Brazeは、OfferFitが提供するマルチエージェントアプローチを、より広範にプラットフォームと融合させる考えを示している。また、現在のProject Catalystの開発にOfferFitチームの専門知識を活用。より洗練されたテストと実験を共同で推進し、顧客体験のあらゆる側面で1:1のパーソナライゼーションを実現していく考え。
本契約にもとづきBrazeは、OfferFitを現金とBrazeのクラスA普通株式の組み合わせにより、3億2,500万ドルで買収する。慣例的な完了条件に従い、買収は2025年7月31日に終了する会計四半期に完了する予定となっている。