AnyMind Group株式会社は、同社の完全子会社であるAnyMind Japan株式会社を通じて、eギフトサービス事業を展開するAnyReach株式会社の全株式の譲渡手続きを完了。同社を完全子会社化した。AnyReachは、日本においてその社名を維持したまま事業運営を継続する。
AnyMind Groupは2016年の創業以来、EC支援をはじめとする各種プラットフォームを展開し、アジア15ヵ国・地域に拠点を構えている。M&Aを通じた事業基盤の強化を進めており、今回のAnyReachの参画は10件目、日本企業では5社目となる。
AnyReachは、相手の住所を知らなくてもギフトを贈れる「AnyGift」を展開している。本M&Aを通じ、AnyMind GroupはEC領域におけるソリューションを一層強化し、新たな市場機会の創出を目指すとしている。
今後の展開
AnyReachのグループ参画により、AnyMind GroupはEC×ギフト市場での事業拡大を加速する。特に次の3つの観点でシナジーを生み出し、さらなる成長を目指すとのこと。
eコマース×ギフト領域の成長加速
AnyReachのAnyGiftと、AnyMind GroupのECマネジメントプラットフォーム「AnyX」やマーケティングプラットフォーム「AnyTag」などを組み合わせることで、企業のEC戦略に新たな価値を提供し、さらなる市場拡大を図る。
海外展開の加速
東南アジアを中心にeギフト市場が拡大する中、AnyMind Groupのネットワークを活用し、日本発のeギフトソリューションの海外展開を推進する。
経営体制の強化
AnyReachの代表取締役である中島功之祐氏は今後、AnyMind Groupのマネジメントに参画し、2社の強みを融合した成長戦略を推進する。
AnyReach株式会社 代表取締役 中島功之祐氏のコメント
「世界的なオンラインのギフトプラットフォームを創る」というミッションを掲げ、2021年にAnyReach株式会社を創業いたしました。eギフトサービス「AnyGift」はリリースから3年弱で700社の導入を実現し、国内では盤石な体制が整っています。今後さらに海外へと展開を広げ、ギフト事業をデジタルに閉じずにオフライン含めて成長し続けるために、海外15カ国・地域に展開するグローバルカンパニーであるAnyMindグループと共に進めていけることを嬉しく思います。両社でグローバルにおけるギフト市場への価値を創り、ギフト×テクノロジーの企業として世界No.1のプラットフォームになることを目指してまいります。
AnyMind Group株式会社 共同創業者 兼 代表取締役 CEO 十河宏輔氏のコメント
当社はこれまで9件のM&Aを通じ、事業基盤の強化と組織拡充を推進してきました。今回、10件目のM&A、日本企業5社目となるAnyReach社をグループに迎え、EC×ギフト市場への本格参入を加速します。当社のマーケティング・EC領域の知見とソリューションを、AnyReach社のeギフトソリューションと融合させることで、企業のEC戦略に新たな価値をもたらし、ブランド企業の成長を支援するとともに、より多くの消費者にこれまでにない購買体験を提供してまいります。