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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2022 Winter レポート(AD)

コミュニケーションの濃度でチャネルを使い分けよう 売上向上につながるアプリ作りと運用の秘訣とは

草花木果・UNDER ARMOUR事例に見る、「使いたい」と思われるスマートフォンアプリの作りかた

 次に神田氏は、スマートフォンアプリで売上を伸ばすTipsとして、「快適なUI/UX」「高速PDCA」「パーソナライズ」の3つを紹介。それぞれ具体例を挙げながら、解説を進めた。

1. 快適なUI/UX

 スマートフォンアプリの使い勝手や導線作りに影響するUI/UX。神田氏は「どこに何があるのか、直感的にわかりやすくなっていることが非常に重要」とした上で、品質の高いUI/UXを提供する2社の例を紹介した。

「自然派の化粧品を扱うブランド『草花木果』を運営する株式会社キナリ様は、『商品の良さをしっかり伝えるには、スマートフォンアプリが向いている』と話していました。成分へのこだわりや、ECでは伝えることが難しかったスタッフの本音を届け、より距離の近いコミュニケーションを実現しています」(神田氏)

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 コンテンツを充実させることは、オンラインで顧客交流を図る上で大切な取り組みのひとつだが、EC上で導線を増やしすぎるとCVRの低下や離脱につながってしまう恐れがあるため、不安を抱くケースも少なくないだろう。企業・ブランドに対し、一定の支持を寄せる顧客がダウンロードするスマートフォンアプリでは、コミュニケーションの深化に舵を切るといった工夫も施しやすい。

「草花木果では、スマートフォンアプリを用いてマイページへのスムーズな遷移や、定期購入者の操作性向上を実現しました。結果、スマートフォンアプリ経由の再購入率が80%を超えています」(神田氏)

 スポーツ用品メーカー「UNDER ARMOUR」では、スマートフォンアプリダウンロード後の再起動率維持のため、ダウンロード後の日数に応じてクーポン配布やプッシュ通知を送信。利用者登録による好みの情報配信サービスも提供している。

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「スマートフォンアプリは、ダウンロード翌日以降の再訪率維持も意識しなくてはなりません。平均値は5~20%程度と言われていますが、UNDER ARMOUR様は5%だった再訪率を50%にまで押し上げています。再起動したいと思ってもらえるようなアプローチが上手にできている好例と言えるでしょう」(神田氏)

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自社で絶えずPDCAを回す坂善商事 店頭からのダウンロード促進施策も鍵となる

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この記事の著者

奥野 大児(オクノ ダイジ)

1971年生まれのライター・ブロガー。20年ほど企業内でデータベースエンジニアや社内SEを経験してからフリーに。 執筆ジャンルは、IT・ガジェット・歴史・ドラマ・グルメ・将棋・旅など。ブロガーを活用したPR施策も受け付けています。●Blog:https://www.odaiji.com/blog/ Tw...

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