アンケート収集、オーダースーツ完成報告、法事の準備をレクチャー 多彩なYappli活用事例
ここで神田氏は、最新のYappli導入事例として株式会社オールハーツ・カンパニー、株式会社ザザホラヤ、株式会社はせがわを紹介した。
オールハーツ・カンパニー
猫の形をした高級食パン専門店「ねこねこ食パン」などを手掛けるオールハーツ・カンパニーでは、顧客の声を積極的に拾うためにスマートフォンアプリ内の目立つ位置にアンケート依頼を表示している。
「『お客様の声を聞かせてください』とアプローチするだけでなく、アンケート回答者にはポイントを付与しています。こうすることで、声の可視化と施策反映の活性化を実現。加えて、購入履歴に応じて関連性のある施策をプッシュ通知でお届けするようにしています」(神田氏)
ザザホラヤ「ORDERBOX」
ザザホラヤが展開するオーダースーツブランド「ORDERBOX」では、顧客のオーダースーツが完成した際の連絡を、スマートフォンアプリのプッシュ通知で行っている。
「従来は電話連絡が基本となっていましたが、ビジネスパーソンは忙しくて電話を取ることができないケースも多々あります。顧客の好きなタイミングで見ることができるプッシュ通知は、確実に情報をお届けする手段としても有効です」(神田氏)
はせがわ
「お仏壇のはせがわ」でお馴染みの同社は、故人の命日を登録するスマートフォンアプリを制作。法事のタイミングやその際に必要な機材や準備などの情報をプッシュ通知で送信する機能を提供している。
「法事はこれまでに経験したことがなく、何をすべきかわからないという顧客も多く存在します。はせがわ様は、適切なタイミングで求められている情報をお届けし、継続的なコミュニケーションを図っている点が特徴です」(神田氏)
スマートフォンアプリは、今や「提供していたら有利になるもの」から「提供していなければ不利になるもの」へ存在意義が変わりつつあると言えよう。神田氏は、最後にスマートフォンアプリのありかたを考える企業・ブランドに向けてこのようなアドバイスを送り、セッションを締めくくった。
「『スマートフォンアプリ制作はハードルが高いのではないか』『運用が大変そう』と思われる方もいるかもしれませんが、当社はスムーズな導入・リリースをサポートします。スマートフォンアプリを使ったモバイルマーケティングが加速すれば、顧客と円滑なコミュニケーションを取ることも夢ではありません。目的に応じて専門スタッフがオリジナルのプランやサンプルを提案するなど、柔軟な対応を行っているため、興味のある方はぜひご相談ください」(神田氏)