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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

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アルペンがCVR120%UPとLINE配信費20%削減 SQL不要で顧客分析も容易な「b→dash」

 LINEアカウントへの友だち登録が300万人を超えるアルペン。デジタルを活用したチャネル拡大には成功していると言えるが、販促メッセージの配信コストがかさむという課題があった。その課題を、データマーケティングツール「b→dash」を導入して改善。さらには、SQL不要のCDP機能で属性、購買履歴、サイトのアクセスデータをもとに分析・施策を実施、メール・LINE経由でのコンバージョン率が120%に向上したと言う。そのような成果を創出できた理由を、株式会社アルペン スポーツマーケティング部 マネージャー 照井敦氏に話を聞いた。

アルペンがb→dash導入でLINE配信を最適化

━━まずは、アルペン様の事業概要についてご説明ください。

照井(アルペン) 弊社は総合スポーツショップであるアルペン、スポーツデポ、アウトドアの専門業態であるアルペンアウトドアーズ、アルペンマウンテンズ、ゴルフの専門店であるゴルフ5、これらの業態のビジネスを運営しておりまして、北海道から沖縄まで約390店舗ほど全国展開しております。

 販売促進ではリアル店舗以外の接点をいかに作るかという視点から、メルマガ、アプリ、LINE配信等に注力し、最近ではこれらの、リアル店舗以外のチャネルからアクセスが増加しています。

━━データマーケティングツールを導入したきっかけを教えてください。

照井(アルペン) 弊社の会員サービスである「アルペングループメンバー」に加入いただいているお客様に対して、アプリ、メルマガ、LINEを活用し、商品のご案内やクーポンなどを配信しています。近年では、ありがたいことにLINE公式アカウントへの友だち登録が非常に増え、約330万人にものぼります。一方で、その結果、LINE配信の費用が増加しているのが課題となっていました。

 そこで、LINE配信がどれだけ売上につながっているか、つながっているのであればその顧客セグメントはどのようなものかを把握するため、分析を行いました。そして「必要な人に、必要な情報だけを配信する」という目的のもとに、MAツール導入を決定しました。

LINE配信での課題

━━データマーケティングツールとして、「b→dash」を選択した理由を教えてください。

照井(アルペン) メール配信、LINE配信、シナリオ、データ分析といったさまざまな機能がひとつのツールにまとまっており、データを活用したマーケティングを集約できることが最大の決め手です。

 メール施策の未開封者のみにLINE配信を行う、メールとLINE配信の結果をコンバージョンベースで分析するといったように、ツールや施策を横断した取り組みを行う場合、各機能がバラバラになっているとデータ連携の運用負荷が大きくなります。b→dashは、それらすべての機能がひとつにまとまっている点を評価させていただきました。

「必要な人に、必要な情報だけを配信する」ということを実現するには、配信セグメントを抽出するといったデータの準備作業が必要です。それは、いわゆるCDP(Customer Data Platform)を用いて行われる場合が多いのですが、b→dashにはCDP機能と「Data Palette(データパレット)」というデータの準備するための機能を備えています。さらにData Paletteは、SQLの知識を必要とせずにデータの抽出が行うことができるので、運用面で非常に助かっています。CDP機能とData Paletteの機能を備えていることは、b→dashを選んだ大きな理由のひとつになります。

LINE配信費用を20%削減しCV率を120%アップ

━━b→dash導入により実現できたことを教えてください。

照井(アルペン) 従来は、弊社のLINEアカウントに友だち登録をしてくださっているお客様全員に対し、販促メッセージ等のLINE配信を行っていましたが一定の費用がかかってしまっていました。そこで、売上を落とすことなくLINE配信費用を削減するべく、まずはLINE配信の売上貢献度合いを把握するため、顧客単位で分析を行いました。

 分析の結果、約30%のお客様についてはLINE配信に対する反応が大変薄い状況であったため、LINE配信対象のセグメントから外しました。他には、まずはメールで販促施策を行い、未開封の方のみLINE配信を行うといった改善を行うことで、売上を落とすことなく、トータルでの配信コストを20%低減することができました。

 メール・LINEともに、お客様の属性、購買履歴、サイトのアクセスデータをもとに、お客様1人ひとりにとって最適な内容を配信することで、メール・LINE経由でのコンバージョン率が120%に向上し、売上面でも成果を出すことができました。

アルペン 照井敦氏
株式会社アルペン スポーツマーケティング部 マネージャー 照井敦氏

━━他に実施した施策や分析があれば、詳しく教えていただけますか?

照井(アルペン) 施策に関しては、先述したお客様の属性、購買履歴、サイトのアクセスデータをもとにセグメントを切り、メール・LINE配信を行っています。分析に関しては、LINEに関する分析以外にも、次のような項目を可視化しています。

  • 購買回数や累計購入金額の算出
  • 4種類の会員ランク別の売上高が、アルペンECサイトの売上に占める比率  
  • 女性(と登録している人)が本当に女性の商品を買っているか  
  • 男性(と登録している人)が本当に男性の商品を買っているか

 購買履歴からこのような分析やレポート作成を行う場合には、従来SQLを用いたデータの抽出や加工・統合が必要で、工数やコストがかかってしまうのが難点でした。しかし、b→dashのCDP機能やData Paletteにより、このような複雑な分析をノーコードで行うことができたのは、非常に助かりました。

b→dashのAll in One機能

━━b→dashの導入を検討している企業へメッセージをお願いします。

照井(アルペン) マーケティングに関する分析や施策を実施するとなると、メールの配信、LINEの配信、シナリオ、レコメンド、データ分析といったさまざまな機能が必要になると思います。一般的には別々のツールで提供されており、それぞれ契約し、連携して利用するという形をとることになるでしょう。

 別々のツールを利用する場合、ツール間のデータのつなぎこみや、配信結果のデータを横並びにしての分析・比較がしにくいといった課題も出てきます。各ツールの操作方法をそれぞれ覚える必要があり、コストや人的リソースの観点でも不便な面もありますよね。

 b→dashであれば、メール、LINE、シナリオ、レコメンド、BIなどさまざまな機能がAll in Oneで提供されているため、データの連携などが不要で、非常に使い勝手が良いと実際に感じています。複数の機能の利用をAll in Oneで利用したいと思っている企業様の場合は、b→dashはおすすめです。

━━ありがとうございました。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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