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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2021 December

2021年12月7日(火)10:00~16:00

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。

季刊ECzine

2021年秋号(vol.18)
特集「Cross over, Enthuse fans!~店舗、スタッフ、EC&デジタル活用の次なる一手」

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季刊ECzine vol.17特集「Face to D2C~つながりの連鎖がビジネスにもたらす変革とは~」

「好き」を起点に新価値を創出 KURANDがコミュニケーションで伝えるお酒の魅力と楽しみかた

 酒屋が製造から小売までを一気通貫で事業化。「ストーリー」を語り、酒造業界を盛り上げる。 ※本記事は、2021年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.17』に掲載したものです。

電子版(誌面)はこちらから閲覧できます。

 東京都足立区で酒屋を営む家の4代めとして育った創業者が、家業を継ぐ形で設立したのが、リカー・イノベーション株式会社だ。「これまでの酒屋と同じことをやっても持続性がない」と考えた同社は、オンラインストア「KURAND」を立ち上げ、全国各地の酒蔵と提携して新たな商品の企画・開発、卸売を行うほか、飲食兼小売店舗やお酒の総合メディア「nomooo」の運営など、幅広い事業を展開している。創業初期から同社のマーケティングやメディア運営に携わる辻本翔さんに、KURANDの現在の立ち位置やビジネスに対するスタンス、目指す場所について聞いた。

リカー・イノベーション株式会社 EC事業部 コミュニケーションチーム マネージャー 辻本翔さん

ストーリーを理解し酒蔵と顧客の翻訳家に

 リカー・イノベーション創業当時、コンビニエンスストアの利便性やECの台頭もあり、すでに厳しい状況にあった酒屋という業態。こうした状況を踏まえた上でインターネットへの販路拡大を目論んだ辻本さんら創業メンバーは、事業のヒントを得るために酒蔵へのヒアリングを進めたと言う。その中で聞いたのは、お酒のよさを知ってもらう難しさだ。

「日本国内には、日本酒だけで1,200以上の酒蔵があると言われています。しかし、少人数で運営しているケースも多く、造り手の想いやお酒の魅力をなかなか多くの人に伝えることができていない、名の知れた一部のお酒以外は取引先開拓も困難である、といった声を多数耳にしました。伝えたい気持ちがあっても、一方通行では通じません。多くの人に手に取ってもらうには、これまで酒蔵の方々の声が届いていなかったお客様に情報を届けること、そういった人々に寄り添った情報発信をすることが必要と考えました。そこで、各酒蔵の魅力を活かしながらもお客様のことを考えた商品を一緒に開発し、販売するという業態に行き着いたのです」

 アパレル業界に定着する、商品の企画から生産、販売までの機能を垂直統合したビジネスモデル「SPA(Speciality store retailer of Private label Apparel:製造小売業)」に着想を得て、「SPL(Speciality store retailer of Private label Liquor)」として事業拡大を行うリカー・イノベーション。そこで重要となるのが、顧客から寄せられるさまざまな声だ。「コロナ禍以前は、購入者の声をECやSNSといったオンラインに限らず、社内で実施する試飲会や直営店「KURAND SAKE MARKET」でのヒアリングなど、オフラインも駆使してダイレクトに収集していた」と辻本さんは語る。

 同社には、酒蔵での業務経験者やSAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の資格を持つスペシャリストが集まる商品開発部が存在し、顧客の声は彼らが直接受け止め分析し、新商品の企画・開発や発売後のブラッシュアップに反映しているそうだ。

「酒蔵の方はお酒造りについて高い技術をお持ちですが、お客様の声を直接耳にする機会はあまりないのが実情です。そこで、私たちが酒蔵とお客様の間に入り、酒蔵の方々の悩みをくみ取りながら、お客様に欲しいと思っていただける商品作りのアドバイスをする、そして商品化から販売まで手助けをするというスタイルを取っています。

 当社が意識しているのは、手に取ってもらえるフックをひとつでも増やすことです。たとえば、お酒は好きというお客様でも『無濾過生原酒』がどのようなものか知らない方は多々いるかと思います。こうした専門用語をきちんとわかりやすい言葉で説明したり、視覚から味わいを想像していただけるようネーミングやボトルのデザインに工夫を施したり、KURAND上の商品ページでコンセプトやストーリー、ペアリングの提案を行ったりして、両者のコミュニケーションを円滑にするのが私たちの仕事です。酒蔵とお客様それぞれが持つ『ストーリー』を理解し、翻訳した上で伝えることを意識しています」

この記事は、紙の雑誌『ECzine』に掲載した限定公開の記事です。
続きは以下の方法でお読みいただけます。

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入社資格は「お酒好き」? 想いの強さが場を活気づける

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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