サッポログループ物流は、T2が2025年6月9日から開始する自動運転トラックを用いた酒類・飲料の幹線輸送実証への参画を発表した。

この取り組みにより、同社はアサヒロジ、キリングループロジスティクス、サントリーロジスティクスとともに、関東~関西間の高速道路で自動運転トラックによる輸送の有効性と具体的なオペレーションを検証するという。
物流業界では「2024年問題」を背景にドライバー不足が深刻化。T2はこれを受け、2027年からレベル4自動運転(特定条件下で完全自動運行)による幹線輸送を目指している。今回の実証では、T2のレベル2(ドライバー監視下での高機能自動運転)トラックを活用し、実運用に向けた検証が行われる。
実証概要
日程
2025年6月~11月の期間中、計16回(8往復)を予定
場所
関東~関西間の高速道路上一部区間
6月の実証ルートと日程
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往路:キリンビール横浜工場→キリンビール神戸工場
復路:アサヒビール吹田工場→アサヒビール茨城工場 -
往路:サッポロビール千葉工場→サッポロビール大阪物流センター
復路:サントリープロダクツ宇治川工場→サントリー海老名配送センター
各社の役割
- T2:全体マネジメント、実験用車両の提供
- サッポログループ物流、アサヒロジ、キリングループロジスティクス、サントリーロジスティクス:実証貨物の提供および積載
検証内容
- 貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルート、リードタイム、物流品質の検証
- 想定オペレーションパターンの有効性検証