著者の田中です。[HARIBO] さん、オープンしたのですね。おめでとうございます。きれいなデザインで内容もわかりやすいですね。HTMLメールでのメルマガということですが、HTMLソフトで制作したメールマガジンを outlook に読み込み配信出来るはずです。「Outlook　HTMLメール　送信方法」などで検索すれば配信方法が見つかると思います。ですので、HTMLソフトでテンプレート管理をしておけば、それほど手間はかからないでしょう。もちろんテーブルも使えます。HTMLメールの制作については、「HTMLメール　作成」などで検索してみてください。

ご質問の、メールマガジンの頻度ですが、これは見解がわかれるところかもしれません。「有名なサイトは頻繁に配信している」ということですが、一般的に有名なサイトはネットショップを始めたのも比較的早く、メールアドレスの保有数も何万・何十万単位で確保してあります。ですので、ほんの少しでも反応すれば売上に結びつくのかもしれませんが、まだメールマガジンが非常に有効に売上に結び付いていた頃の「メルマガ保有数×配信数×反応率＝売上アップ」という考え方で頻繁に配信しているのではないでしょうか。反応するとなかなかその方法は変えられないものです。

大手もしくは、ネットショップ歴が長くメルマガ保有数が相当数あるところであれば、このような手法も否定は出来ません。しかし、[HARIBO] さんのようにオープンしたばかりで、メルマガ保有数もこれからのショップのメールマガジは、「配信数が多ければよい」とか「とにかく何かを配信すればよい」ということでは意味がありません。このような店舗が独りよがりで出すメールマガジンは、お客様にとっては決して魅力的ではありません。（ときには大バーゲンセールで魅力的で反応があることもありますが・・・）

そもそも、メールマガジンを出す目的は何なのでしょうか？そのメールマガジンに掲載する内容の目的は何なのでしょうか？そこをまず考えてください。一通一通に意味があるメールマガジンを配信することが大切だと私は思います。そうすればおのずと、配信回数、内容、メール形式等が決まってきます。

「数打てば当たる」という時代もありましたが、現在では数打っても当たりません。[HARIBO] さんだったら、どんなメールが届けばうれしいでしょうか？メールマガジンではなくメールと書いたのは、メールマガジンという「大勢の中の一人」ではなく、「私個人を見てくれている」というメールの方が、同じ送られてきた電子メールという形式でも受け取った方は嬉しいのではないでしょうか。ここでいう「私個人を」という意味は、お客様をセグメントするということです。同じ商品を買ってくれたお客様、リピートしてくれたお客様、初めて購入してくれたお客様、ギフトで利用してくれたお客様、などなど、お客様をセグメントして、その人たちに合わせた内容でメールマガジンを配信する方が、今の時代は有効的です。

もちろん、メールを送ったからといって、全ての人が読んでくれることはありません。むしろ読んでくれる方が極めて少数です。[HARIBO] さんはどれくらいの割合で送られてきた、[HARIBO] さんを読むでしょうか？メルマガを読む確率とはそんなものです。だからこそ、その中で読んでくれた人に響くような内容が大切だと思います。メルマガの件名はメールを開かせるため、内容はクリックしてサイトにきてもらうため、サイトに来てくれたたら、連動した内容で買い物しやすくなっていなければ購買につながりません。購読者に何かメリットがなければ、配信中止にされてしまいます。よく考えると当たり前のことです。

[HARIBO] さんのショップに合ったメルマガのスタイルがあると思います。がんばってください。参考になれば幸いです。

Name：田中 正志　　Date：2010年10月14日 23:23