著者の田中です。メイクショップやカラーミーショップなどでは、テンプレートデザインを使って商品を掲載していく方法と、オリジナルデザインで作れる方法があります。プランによって異なるようですが、現在のサイトのデザインに近い形で移行することは可能だと思います。

検索対策については、メイクショップやカラーミーショップも、それなりの対策がテンプレートに施してありますので、全く検索対応（SEO）の知識がなくて構築するのであれば、このようなサービスを使った方が効果があると思います。

このようなサービスを使わずに、オリジナルで制作する場合ですが、制約がない分、検索強化をしやすいことは事実です。しかし、それにはかなりの知識が求められます。検索順位は、単に文字列だけで決まるわけではありません。サイト構造、HTMLの正確性、文字出現率、ガイドラインの遵守、質の高いコンテンツ、などなど、様々な要素が絡んで決定しますので、専門的知識が必要となります。ときどき、「Googleで1位を保証」などの成功報酬をうたった業者がありますが、Googleでは「検索順位は誰にも保証できない」と断言しています。このよう業者の多くは悪質で、利益だけのためにいろいろな手を使ってきます。気をつけてください。

検索対策で考えなければならないことは、需要のあるキーワードで検索対応をするということです。需要のあるキーワードとは、ユーザーが入力して探しているだろうキーワードです。誰も探していないキーワードで、いくら一番に検索表示されても何も意味を持ちません。店舗側の「このキーワードで来たもらいたい」ではなく、ユーザー側の「このキーワードで探している」なのです。

また、そのキーワードに対しての競合サイトの確認も必要です。いくら検索対応を施しても競合サイトが、それ以上であれば検索順位は下がります。逆に、競合サイトの検索対応が大したことがなければ、上位表示できる可能性が高くなります。

それから、多くのユーザーが検索しているビッグキーワードを狙う必要はありません。ビッグキーワードでは、競合も多く上位表示が難しい場合が多いので、ビッグキーワードを柱に、プラスしてユーザーが探しているキーワードを狙っていきます。例えば、「ワッペン」がビッグキーワードだとしたら、「ワッペン」＋「ペンギン」とかで検索を強化します。それでも、競合に勝てない場合には、「ワッペン」＋「ペンギン」＋「アイロン接着」などのように、キーワードを追加してターゲットを狭くして対応します。そして、その検索内容に応えるページを用意することで購買に結びつけるのです。1万人が探しているキーワードでの検索順位が100位だったら、アクセスは期待できませんが、10人しか探していないキーワードで1位表示なら、10人のアクセスが期待できます。どんなキーワードでアクセスしてきても、一人は一人なのです。可能性が高いところを狙って検索対応することが大切です。

がんばってくださいね。参考になれば幸いです。

Name：田中 正志　　Date：2012年05月26日 02:12

著者の田中です。[junko] さん、読んでいただきありがとうございます。現在、ヤフーでもGoogleの検索エンジンを使用しておりますので、検索対策＝Google対策となります。

ですので、「引越しした場合は検索順位は下がってしまうのでしょうか」というご質問も、Googleがどのように考えているか、になります。結論としては、そのURLが同じであれば検索順位に影響はありません。

Googleでは、公式に以下のように発表しています。
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＜ホスティング業者や IP アドレスの変更＞
URL が同じであれば、ホスティング業者や IP アドレスを変更しても Google での表示に影響はありません。新しい IP アドレスにサイトを移転する手順は次のとおりです。
1）新しい IP アドレスにサイトをコピーします。
2）ネームサーバーを更新して、新しい IP アドレスを設定します。
3）検索エンジン スパイダーで新しい IP アドレスからページが取得されたら（通常 24～48 時間以内）、古い IP アドレスにあるサイトを削除します。
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1）と2）の作業は、サーバー側でテクニカルに行う部分ですので、[junko] さんが意識して何かをしなければいけないということではありません。カラーミーショップやメイクショップに、現在お使いのドメインを移管すれば、自動的にカラーミーショップやメイクショップ側で行います。

気を付ける点としては、そのままの構造で移すということです。商品ページ等のURLが変わらないように、サイト構造のそのままで移せば、検索エンジン的には問題は起こりません。

もし、移管後に検索しても表示されなかた場合や、以前より掲載順位が下がったりしていると思われる場合には、サイトの再審査をGoogleにリクエストできますが、Googleが用意しているウェブマスター向けガイドラインを遵守していることが条件となります。これは、このような状態にあるサイトが、ガイドラインに違反していて検索対象から除外されていることを前提にしているからです。
＜サイトの再審査をリクエストする＞
https://www.google.com/webmasters/tools/reconsideration?hl=ja
（※Googleログイン後でなければアクセスできません）

「サイトの再審査をリクエスト」は、一つの知識として覚えておいていただいて、もし検索順位に影響がでた場合には、Googleへのサイト登録
https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url
（※Googleログイン後でなければアクセスできません）
を再度行って、少し様子をみるのが常套手段だと思います。

趣味のサイトから少しづつネットショップを始めて10年とのこと、素晴らしいと思います。いろいろ大変だと思いますが、がんばってください。参考になれば幸いです。

Name：田中 正志　　Date：2012年05月24日 17:42