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「フラワーアレンジ デザイン料について」のQ&A

フラワーアレンジ デザイン料について

Name:たわわ Date:2011年06月17日 00:36

いつも的確なアドバイスと、ご指導ありがとうございます。
前回の画像の件についても、やりたかった画像処理が、無料でできるようになりました。ありがとうございます。
書店にて、ゼロからわかるHTML超入門を購入しました。少しずつですが、進めています。

今回、デザイン料のことで悩んでいます。ご相談させて下さい。

前回の続きになりますが、友人に依頼したフラワーアレンジのサンプルが出来上がり、少しデザイン修正をお願いしてあるのですが、この時点で定価にするとしたらいくらになるのかを聞いたのですが、花代や材料費(ワイヤー、グルーガン、テーピングなど)以外にデザイン料、人件費をどのくらい含むかによるよ。との回答でした。その後、だいたい1000円から1500円になるよとの返答でした。花屋さんの価格がこれくらいだからという内容でした。この500円の差は聞いてみますが、
サンプルが、自分が買いたい(仕入れたい)仕上がりになっていなくて、残念な気持ちになっています。今回は勉強だと思って友人の希望の価格の6割で仕入れる考えです。

そこで、今回このようなデザイン料について教えて下さい。

私なりに、検索してデザイン料について調べてみたのですが、プロの方ですと、技術料が含まれるのは理解できますが、友人はプロではありません、デザイン料はいくらくらいを目安に考えたらよいのでしょうか・・・。
人件費についても、悩んでしまいます。

花代+20%~40%の利益を上乗せした金額で定価を決めたいと思っていたのですが、これでは失礼なのでしょうか?


よろしくお願いします。





このような疑問に分かりやすく答えて頂き、ありがとうございます。

価格を例に、説明して頂けて大変理解しやすかったです。
ありがとうございました。

もっと、がんばります。

Name:たわわ  Date:2011年06月19日 21:24

著者の田中です。「デザイン料」の目安は、どの世界にもないと思います。というのも、その人の技量によって異なるからです。「プロの方ですと、技術料が含まれるのは理解できますが、友人はプロではありません」とありますが、作品がお金になる時点でプロだと私は思います。逆に、アマチュアの意識で販売する作品を作っては、購入する客様に失礼ではないでしょうか。

例えば、デザイナーにポスターを頼む場合、デザイナーによってその価格は大きく異なります。たとえ、デザイナーとして生計をたてていない人に頼んだ場合でも、無料ではなくそれなりの費用がかかります。その作業に費やした時間と技量が価格となるのがデザイン料だと思います。学生がアルバイトレベルで3日間かけてデザインして1万円、腕の良いデザイナーが5時間でデザインして50万円というケースを考えてみましょう。作業時間だだけ見れば腕の良いデザイナーは、非常に効率的にしかも高額なデザイン料に一見思えてしまいます。しかし。そのデザイナーが、その価値を作り上げるまでの多くの経験と勉強、技術の研鑽があるからこそ、短時間で素晴らしい作品が作れるのです。デザイン料は、その経験と勉強に基づく作品の価値を反映しているものと私は思います。少し話しが飛躍しているかもしれませんが、作品の価値というのはそういうものだと思います。

さて、[たわわ] さんの場合ですが、単純に「友人の利益率」「[たわわ] さんが販売する利益率」を決めてしまうのがよいと思います。例えば、友人が原価の50%、[たわわ] さんが仕入れ価格の50%だとすると、原価1000円のアレンジに対して、友人が原価1000円×50%=500円(これが友人の利益)、[たわわ] さんが仕入れ(1000円+500円)×50%=750円(これが[たわわ] さんの利益)となり、販売価格は、1000円+500円+750円=2250円となります。この計算は原価からの販売価格設定です。各利率でまとめると、原価率:約44%・デザイン料(友人):約23%・利益率([たわわ] さん):約33%になります。

反対に販売価格から計算すると、販売価格が5000円に設定すると各利率を反映させて、原価:2200円(約44%)・デザイン:1150円(約23%)・利益:1650円(約33%)となります。この場合には、【原価2200円に抑えて5000円で売れる作品を作る】ということになります。

あとは、設定した各利率でビジネスとして成り立つのか?ということで、その利率を変更すればよいことになります。この計算には、経費・人件費は別途計上していないので、各利率に含めて考えてください。小規模の場合には、細かく考えるよりも、このような計算でやってみて、定期的に見直すのがよいではないでしょうか。例えば、「仕入れ努力によって原価率が下がる」「デザイン力アップによって作品の価値が高まりより高い価格で販売できる」など、状況は変わってきますので。

以上、ご参考ください。がんばってくださいね。

Name:田中 正志  Date:2011年06月19日 20:16

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