著者の田中です。[てんママ] さん、読んでいただきありがとうございます。モールのポイントの仕組みをご説明いたします。商品購入時に発生したポイントは、店舗が提供して、購入者が獲得し、モール側でストックされます。例えば、1000円の商品購入で1％のポイントだとすると、店舗は10円を提供して、購入者は10円分のポイントを獲得します。購入者はその10円を現金でもらえるのでなく、モール側が店舗から10円を徴収して預かります。

ご存じの通り、ユーザーは貯めたポイントで買い物ができます。つまり、ポイントを現金として商品代金に使うことができます。その時に使われたポイント分の現金は、ポイントをストックしているモール側から支払われます。例えば、1000円の商品購入で、ユーザー（購入者）が300円分をポイントで支払った場合、店舗には購入者から700円、モール側から300円が支払われます。

ですので、[てんママ] さんが感じている「損をする気がする」というのは、文字通り気がしているだけで、店舗は損をしません。このポイントというのが、モールへの集客とユーザーの囲い込みの役割をしています。ユーザーは商品購入で貯めたポイントを使うために、そのモールで買い物をするようになるので、店舗が徴収されるポイントは、モールへの集客、つまりは各店舗への買い物機会を増やす役割を果たしているのです。

モール側は、ポイントでのユーザーメリットを増やすために、ポイントアップキャンペーンなどを実施して、なるべく多くのポイントを付与して、モールに訪れて買い物してもらう機会を促す施策を実施しています。このポイントアップキャンペーンには2種類あります。ポイントアップ分の一部もしくは全部を店舗側に負担させる場合とポイントアップ分はモール側が負担する場合です。他のモールはわかりませんが、ヤフーショッピングにおいては、ポイントアップ分はヤフー側が負担していますので、店舗側の負担はありません。（もともと購入金額に対して1％のポイント負担があるので、ポイントアップキャンペーン時でも負担は1％で変わりません）

答えになったでしょうか？参考になれば幸いです。

Name：田中 正志　　Date：2012年05月02日 14:27