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ECzine Day 2021 Autumn レポート(AD)

国境のないオンライン上で必須な多言語対応 継続運用のために考えたいQCDとアパレルEC成功事例を解説

増加する翻訳需要にも対応 コスト減とクオリティ向上を両立する「WOVN.io」

 世の中全体のオンライン化が進む中、やり取りされる情報量は年々増加している。2020年の総データ量は59ゼタバイト(International Data Corporation調べ)となり、翻訳する人材の不足が大きな課題となっている状況だ。

「翻訳需要があるデータのうち、実際に翻訳できているものはわずか1%と情報量の増加に翻訳が追いついていません。翻訳者も圧倒的に不足しており、今後も劇的な増加は見込めないと予測されています」(秦氏)

 需要増に連動する形で翻訳の外注コストは増加傾向にあり、翻訳業界の市場規模は2020年に550億ドル、2021年には583億ドルに拡大することが見込まれている。企業が前出したWebサイトのありかたを体現するには、保有する大量のデータを低コストに多言語化し、高速に発信しなければゴールにたどり着くことは難しい。

「近年は、SDGs(持続可能な開発目標)やダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受け入れやそれをもとにした成長戦略)の手段として多言語化を掲げる企業も増えています。当社ではこれらの目的も含めたすべてのWebサイト多言語化に対応しています」(秦氏)

 従来の多言語システム運用は、数ヵ月から数年という長い開発期間を要し、初期開発費用は数百万から数千万円、運用費用も数十万から数百万円、翻訳はこれらに加算される形で費用がかかっていた。長期にわたる人員確保が必要となり、継続的な運用には企業体力を要するため、ハードルが高いと感じていた企業も多いのではないだろうか。

 しかし、「WOVN.io」であれば、まず日本語サイトを構築した上で、Webサーバーに対してライブラリを導入する、または対象ページに1行のスクリプトを差し込むだけで多言語対応が可能となる。また、Webサイトのテキスト・タグ情報などを日本語サイトから自動取得することで、指定の言語に自動翻訳されるため、開発期間は数日から1ヵ月半程度と短期間で構築ができるのも特徴だ。翻訳の確認・修正やレイアウト調整を含めても、3ヵ月程度だと秦氏は説明する。さらに、言語ごとにWebサイト自体やコンテンツを用意する必要がなくなるため、システム面での初期費用や運用費用を抑えることができ、自動翻訳を利用すれば翻訳費用も削減可能だ。また、既存のCMSや海外のECプラットフォームとも連携実績があるため、導入もスムーズに進めることができる。

「イニシャルコスト・ランニングコストともに削減することができるのが『WOVN.io』の特徴です」(秦氏)

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ローカライズに欠かせないQCDバランス ポイントを踏まえ適切な判断を

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この記事の著者

奥野 大児(オクノ ダイジ)

1971年生まれのライター・ブロガー。20年ほど企業内でデータベースエンジニアや社内SEを経験してからフリーに。 執筆ジャンルは、IT・ガジェット・歴史・ドラマ・グルメ・将棋・旅など。ブロガーを活用したPR施策も受け付けています。●Blog:https://www.odaiji.com/blog/ Tw...

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