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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2021 Summer レポート(AD)

多言語対応で海外売上比率5倍の事例も 専門人材なしで迅速に対応、コスト削減も両立する裏技を解説

多言語化で注意したい3つのポイント コスト削減も実現するWOVN.io

 前出したように多言語化においてはさまざまな課題が存在するが、秦氏はフロント構築面でとくに注意すべき3つのポイントを次のように解説した。

1. 大きな誤訳がないか

 機械翻訳は固有名詞に誤訳が生じるケースが多く、利用時には注意が必要となる。とくに商品・サービス名が誤訳されてしまうと、購買のチャンスを逃すだけでなく、ブランドイメージを損ねることもあるため、見逃してはならないポイントだ。

2. UI/UXが崩れていないか

 同じ単語でも言語によって文字数は変わる。これにより、レイアウトが崩れる点にも注意しなくてはならない。たとえば、日本語から英語に翻訳した場合、文字数やテキストの長さが2倍以上になるケースも存在する。同一テンプレートを用いた際に、ほかのテキストリンクと重なり、クリックできないといったことが起きてしまうとWebサイト自体の信頼性にもかかわるため、UI/UXに気を配ることも欠かせない。

UI/UXが崩れていないか

3. リアルタイムな情報発信ができているか

 日本語の場合、ブログやSNSを用いたリアルタイムな情報発信を活発に行うことができるが、多言語に対応する場合、翻訳に時間がかかり更新性が下がってしまうケースも往々にして存在する。その結果、重要な情報や新着情報の掲載が不足しては、顧客体験向上も困難になってしまう。

 Wovn Technologiesは、こうした課題を解決しながら多言語サイト構築を実現すべく、「特許を取得した独占的な技術」「1万8,000件以上の導入事例によるノウハウの蓄積」「20億以上の翻訳データの蓄積・活用」「API連携などの拡張性の強み・競争優位性」を有した事業展開・サービス提供を行っている。

「当社が提供するWOVN.ioは、単なる機械翻訳ツールではありません。ツールとしてお渡しして終わりではなく、お客様とプロジェクトを設計し、専任チームによって導入から翻訳品質向上、運用までをソリューションとして包括的に推進・提供しています」(秦氏)

WOVN.ioのコンセプト

 WOVN.io導入において、とりわけ効果が高いのは、多言語対応のコスト削減だと言う。WOVN.ioでは言語ごとの開発を行うことなく、ひとつのプラットフォームで対応できるため、開発費用や人的リソースを大幅に削減することが可能だ。たとえば、従来は数ヵ月から数年の期間、数百万円から数千万円のコストをかけて行っていた多言語対応を、WOVN.ioを活用することで数日から3ヵ月程度で、かつシステム開発費不要の定額運用にて実現できる。Webサイトの作りによっては、HTMLのスクリプトを1行入れるだけで多言語化が完了するケースも存在するほどだ。

 そのほかにも、読み込み遅延を最小に抑え、世界中どこへでも同一レベルの高品質なコンテンツを届けることができるCDNや、特許技術を用いた高速翻訳処理、資産化した翻訳情報を基に別サイトやアプリ、メールなど他チャネルに自動反映する機能を取り揃えている。エンタープレイズレベルのセキュリティ担保やGDPRなどに対応するためのCookie非取得設定、さまざまな管理者権限設定も可能。海外SEOに対応している点もポイントと言えるが、同プラットフォームのいちばんの強みは「翻訳精度をコントロールできること」だと秦氏は強調する。

 WOVN.ioでは多彩なテクノロジーによる翻訳手法が存在するが、機械翻訳を用いる場合も搭載された辞書機能に商品名などを登録すれば、翻訳や間違いの自動修正をスムーズに行うことができる。プラットフォーム内からクラウドソーシングで複数名に安価でスピーディーな人力翻訳や、社内に在籍する専門性の高い翻訳者による対応も可能となっている。

「重要なのは、コンテンツによって翻訳の運用に緩急をつけることです。クオリティを担保しつつ、スピーディーな情報を展開できるよう、当社はさまざまな手段をご用意しています」(秦氏)

WOVN.ioで用意するさまざまな翻訳手法

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聖林公司・アニウェア・トゥモローランド WOVN.ioで成果を上げる3社を紹介

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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