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ポストコロナ時代は「攻めのインバウンド」を ソフトバンクが手掛ける新たな越境ECビジネス

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2021/02/26 11:00

1秒の遅延が7%の顧客ロスに 中国EC進出時に注意したい通信遅延

 自社ECサイトを越境化するには、中国語への対応(多言語化)や決済手段への対応など、さまざまな対策が必要となる。中でも注意すべきポイントとして松浦氏が挙げたのが、日中間での通信速度だ。

 ある企業が行った調査によれば、中国から日本のウェブサイトへアクセスする際の表示時間は2~3秒を要する地域が多く、中には5秒以上かかるケースもあると言う。サイト表示スピードの遅延は、次の図の通りコンバージョン率の低下やユーザーの離脱といった機会損失につながるため、早急な課題解決が必要となる。

 

 なお、この課題を解決するソリューションを提供しているのが、ソフトバンクとアリババグループの合
弁会社であるSBクラウドだ。同社では、中国最大のパブリッククラウドサービス「Alibaba Cloud」を日本の企業向けに提供。自社ECサイトをこのAlibaba Cloud上に移行した上で越境化することにより、中国のほとんどの地域でサイト表示スピードを高めることができる。

「基盤となるクラウドはもちろん、決済、物流、カスタマーサポートなど、越境EC化に必要なソリューションを『自社越境ECパッケージ』として、ソフトバンクからまとめてご提供します」(松浦氏)

 プロモーションについても、認知から情報収集、体験、意思決定、共有まで、すべてのフェーズをカバーする「越境ECプロモーションプログラム」を用意し、天猫国際出店時と同様に手厚い支援を行っている。

 松浦氏は、最後にこのように語りセッションを締めくくった。

「コロナ禍の渡航制限が購買ニーズ拡大に作用したこともあり、中国向け越境ECビジネスは今、非常に盛り上がっています。既存のインバウンド需要に頼ることができない今こそ、自社のビジネスを変革し、越境ECで新たな市場を切り拓く好機でもあります。『自社商品と中国マーケットとの相性が知りたい』などの疑問にもお応えできますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います」(松浦氏)

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