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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2025 June【オンライン+スタジオ観覧型イベント】

2025年6月12日(木)10:00~17:25

押さえておきたい!ECトレンド図鑑(AD)

マーケティング現場、集結 世界が注目するMAツール「Klaviyo」がつなぐ日本ECの“次の一手”

 自社ECで顧客と深い関係を築くには、メール・SMSなどあらゆるタッチポイントできめ細やかなアプローチを重ねる必要がある。近年、こうした施策を円滑に進める手段としてShopifyマーチャントから注目を集めるのが、メールマーケティングツールの「Klaviyo」だ。本記事では、日本唯一のKlaviyoプラチナパートナーとして導入サポートを手がける株式会社R6Bが2025年4月10日に開催したイベント「Connect in Tokyo about Klaviyo vol.2」をレポート。βace(Minimal - Bean to Bar Chocolate -)、土屋鞄製造所、アルビオン、TSI、イオンスポーツ、ヘラルボニーと、Klaviyo未導入企業も含む計6社がCRM推進について語ったセッションを中心に、これからの顧客交流のヒントをお届けする。

TSI岸氏などが登壇 Klaviyo導入・未導入企業6社がチャネル戦略について意見交換

 2024年よりKlaviyo公式イベントとしてR6Bが開催している「Connect in Tokyo about Klaviyo」。2回目となる今回はKlaviyoを導入済み、もしくは興味関心があるEC事業者約130名が集まり、Klaviyoを使ったECマーケティングの実践術やアップデート情報の共有などが行われた。

Connect in Tokyo about Klaviyoの様子

 今回のイベントの目玉は、Klaviyo導入企業と未導入企業が意見を交わすパネルディスカッションだ。Klaviyoの導入状況やブランドの成長フェーズもそれぞれ異なる次の6社が、メールを中心とするOne to Oneアプローチの現状や理想図について、質問に答えながら議論を進めた。

「Connect in Tokyo about Klaviyo vol.2」パネルディスカッション登壇者

  • 株式会社βace(Minimal - Bean to Bar Chocolate -) ECチームリーダー 兒嶋仁視氏
  • 株式会社土屋鞄製造所 グロースマーケティング部 CRO担当 持丸加奈子氏
  • 株式会社アルビオン 国内推販グループ長 榊原隆之氏 ※Klaviyo未導入ブランドあり
  • 株式会社TSI EC事業統括部 副統括部長 兼 オペレーション部長 岸武洋氏 ※Klaviyo未導入
  • 株式会社イオンスポーツ ウェブチームリーダー 山﨑勇志氏
  • 株式会社ヘラルボニー マーケティング&オンラインセールスグループ 北村茉里映氏

 セッションの冒頭にて、各社はCRMツール導入状況を紹介。Minimal - Bean to Bar Chocolate -(以下、Minimal)、土屋鞄製造所、イオンスポーツ、ヘラルボニーはKlaviyoを採択しているが、アルビオンでは「ANNA SUI」でKlaviyo、「PAUL&JOE」でDotdigitalを活用。2025年2月にグループ内の約30ブランドを統合し、公式オンラインストア「mix.tokyo」をリニューアルオープンしたTSIは、KARTEをサイトリニューアル前から継続利用しているという。

「立ち上げ当初は全配信のみでメールの設計をしており、『PAUL&JOE』ではShopifyメールを、『ANNA SUI』ではMailchimpを使っていました。お客様の数が増え、アプローチのバリエーションを増やしたいと考えた際にKlaviyoに乗り換え、『ANNA SUI』では今も活用しています。『PAUL&JOE』はさらなる成長のために、最近Dotdigitalに乗り換えました。

 私はブランドごとに最適化した体験を提供すべきと考え、常に良いツールを追い求めています。『PAUL&JOE』はパーソナライズをより重視したいフェーズに入ったため、Klaviyoよりもきめ細やかなアプローチができ、メール到達率も高いDotdigitalを選びました。ただし、Klaviyoでも十分なアプローチは可能だと思います」(アルビオン 榊原氏)

株式会社アルビオン 国内推販グループ長 榊原隆之氏
株式会社アルビオン 国内推販グループ長 榊原隆之氏

「TSIグループは、多くのブランドとチャネルを抱えているため、ウェブ接客、メール、LINE、広告などあらゆるチャネルを一元管理できるツールを求めていました。mix.tokyoのリニューアル時にツールの見直しを行い、Klaviyoも候補に挙がりましたが、KARTEでできるチャネル横断型の仕掛けや運用移行のコストを踏まえた結果、乗り換えはせずに今に至ります」(TSI 岸氏)

株式会社TSIホールディングス デジタルビジネスDiv. ユニファイドプラットフォーム部長 兼 デジタルマーケティング部長 岸武洋氏
株式会社TSI EC事業統括部 副統括部長 兼 オペレーション部長 岸武洋氏

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販促強化のためMA運用を分業化した土屋鞄製造所 イオンスポーツ・ヘラルボニーの体制は?

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この記事の著者

景山 真理(カゲヤマ マリ)

フリーランスのライター。EC店舗、タウン情報誌制作会社、マーケティング支援企業などへの勤務経験を経て、ウェブメディアや雑誌をはじめとする紙媒体のライティングの仕事をしています。専門領域はデジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、ECのセールスメルマガ、仕事・働きかた、デジタルトランスフォーメーションです。 ウェブ●Mari Kageyama Writing Works

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社R6B

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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