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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2022 Winter レポート(AD)

マーケティングにも効果的なAmazon Pay活用 BASE FOODなど成果につなげた好事例を紹介

導入前後でコンバージョンレートが2.5倍以上増加 Amazon Pay活用事例を紹介

 ここで井野川氏は、Amazon Pay導入事業者の声と新規顧客獲得における効果を紹介。ひとつめは、ベースフードの事例だ。

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「ベースフード様は、Amazon Pay導入から1ヵ月で新規顧客を2.14倍に、コンバージョンレートを2.5倍以上に伸ばしました。新興ブランドでも、決済の安全性を担保することで非常に良い成果を得ることができます」(井野川氏)

 ふたつめに紹介されたのは、公益財団法人日本ユニセフ協会の事例である。

「日本ユニセフ協会様は、若年層へのアプローチ強化を目的にAmazon Payの導入に至りました。スマートフォンでスピーディーな決済を実現したことで、支援者様の負担軽減につながっています。Amazon Payを利用した寄付は増加傾向にあると聞いています」(井野川氏)

 販売事業者へのメリットとして挙げられたコンバージョンレートの改善について、井野川氏はAmazon Pay導入・未導入店舗を100店舗ずつ抜粋して月間注文件数の増加率を比較したデータを示し、コンバージョンレートの改善率に28%もの差が見られたと説明。事例として、パソコン・家電類を扱うディーライズと、クラフトビールの製造・販売を行うFar Yeast Brewingの事例を紹介した。

「ディーライズ様は、スマートフォンでのコンバージョン率向上が課題の中、Amazon Payの導入を決めました。Amazon利用者との親和性が高いと推測して導入した結果、導入後のコンバージョンレート40%超を達成し、今では同社で利用率が最も高い決済手段となっています。

 なお、Far Yeast Brewing様からは『Amazon Pay導入直後に入った注文の決済手段がすべてAmazon Payであり驚いた』といった声もいただいています。現在、同社の決済のうち、約50%がAmazon Pay支払いとなっており、Amazon Payの導入前後3ヵ月の売上は1.5倍に伸びている状況です。Amazon Payが同社のECの伸長に貢献したと言えるでしょう」(井野川氏)

 不正取引対策について、井野川氏はアイロボットジャパンとコメ兵ホールディングスの事例を紹介した。それぞれの担当者からは、次のような声が寄せられている。

アイロボットジャパン担当者の声

 導入の決め手は、利用率の高さと導入済のECサイトからの良い評判、不正取引対策もできているという観点からです。高額商品が多いのですが、導入後、当初想定していた決済比率を上回り、多くのお客様にご利用いただいています。

コメ兵ホールディングス担当者の声

 扱う商材がブランド品で、転売など不正取引のターゲットにされやすく、安全かつスピーディーなオンラインでの決済方法を探している中、検討したのがAmazon Payの導入です。導入後、不正取引に関する確認作業が軽減されました。また、Amazonマーケットプレイス保証の対象となり、実質的にチャージバックのリスクをゼロに近づけることが可能です。

 不正取引対策について、井野川氏は「3Dセキュアを実装する場合、決済フローの煩雑化によるコンバージョンレートの低下は避けられない」とした上で、こう補足した。

「不正注文を阻止することと、お客様目線で買いやすさをどう担保するか。この両立は、EC事業者にとって非常に大きなポイントと言えます。Amazon Payは、そのどちらも両立、実現できる決済手段です」(井野川氏)

 井野川氏は、最後に改めてAmazon Payが販売事業者に提供するメリットに触れた上で実装までの流れについて次のように語り、セッションを締めくくった。

「前出した新規顧客の獲得、コンバージョンレートの改善、不正取引対策といったメリットから、Amazon Payは単なる決済サービスではなく、マーケティングにも貢献するサービスであると言えるでしょう。すでに多くのECカート事業者様、ソリューションプロバイダ様とパートナー関係を結び、皆様のECサイトでも比較的容易にAmazon Payが導入できる環境を作り上げています。ぜひ興味のある方は、導入をご検討いただければと思います」(井野川氏)

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この記事の著者

景山 真理(カゲヤマ マリ)

フリーランスのライター。EC店舗、タウン情報誌制作会社、マーケティング支援企業などへの勤務経験を経て、ウェブメディアや雑誌をはじめとする紙媒体のライティングの仕事をしています。専門領域はデジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、ECのセールスメルマガ、仕事・働きかた、デジタルトランスフォーメーションです。 ウェブ●Mari Kageyama Writing Works

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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