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季刊ECzine vol.04 定点観測

注目のライフタイムバリューレポート 新規ユーザー獲得の効率性確認に活用しよう


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。プリンシプル木田さんに、分析について聞きました。※本記事は、2018年3月25日刊行の『季刊ECzine vol.04』に掲載したものです。

2017年、GAに11の主要なアップデート
ユーザー軸で「LTV」も分析可能に

 まず木田さんは、2017年のGoogle Analyticsで行われたアップデートについて紹介。EC事業者側からすれば「もっと、こういう分析ができたらいいのに」という要望もあるだろうが、一方でデファクトのウェブ解析ツールの提供者であるGoogleが提供するサービスであるから、彼らが行ったアップデートを追うことで、分析のトレンドをおさえることができるのではと木田さんは言う。主なアップデートは、以下の11個だ。

2017年GA 主な機能アップデート(★の数で重要度を示した)

  1. 新しいUI(2月)★
  2. データスタジオのレポート数上限が撤廃(2月)★★★★
  3. オプティマイズのベータが取れて正式製品に(3月)★★★★
  4. GAリマーケティングがクロスデバイス対応に(5月)★★
  5. ライフタイムバリューレポート(5月)★★
  6. 新ホーム画面(6月)★
  7. セッションの品質レポート(6月)★★★
  8. 直接セッション(6月)★★★
  9. ユーザー分析機能のローンチ(8月)★
  10. Usage Trend(9月)★
  11. gtag.js (10月)?????

 さらに傾向から5つに分類でき、Google Analytics、そして分析の手法そのものが向かう方向性が読み取れると言う。

GAアップデートつの傾向

  1. 利用しやすさの改善
  2. ユーザーにフォーカス
  3. 機械学習の利用
  4. ほかのプラットフォームとの統合
  5. その他

 「今回の特集テーマである『LTV』について、傾向のふたつ目『ユーザーにフォーカス』と関連しています。従来フォーカスが当たっていたのは、ユーザーよりもセッションでした。理由は、セッションはランディングページやコンバージョンの有無が一意に紐づき分析しやすかったためです。しかし『カスタマージャーニー』分析の重要性が増したことで、Googleもあるユーザーが、どのようにしてサイトを訪れ、初回購入を行い、その後、定常的に購入してくれるようになったか、それともなっていないのかを分析することが重要だと考えるようになりました。その結果として、ユーザー軸での分析のための機能アップデートを行い、メニューにも『ライフタイムバリューレポート』が加わったわけです」

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