ダッソー・システムズとアシックスは、パリに「ASICS Personalization Studio(アシックスパーソナライゼーションスタジオ)」を設置し、パーソナライズされた中敷などのフットウエア製品をオンデマンドで作製する新サービスの実証実験を開始したと発表。
同サービスは、ダッソー・システムズがもつ3DEXPERIENCEプラットフォームやバーチャルツインと、アシックスがこれまでスポーツで培って知的技術を組み合わせることで、ユーザーの要求に応じて適切なタイミングで製品を提供できるプロセスを構築することを目指したもの。今回の実証実験では、生産オペレーションのテストやユーザー満足度調査などを実施し、実用化に向けた課題検証を行うという。
本スタジオは、2025年以降に日本国内に移送予定で、実用化に向けた検証を重ねた上で、将来的には中敷以外のフットウエア製品への応用も検討していくとのこと。
アシックスとダッソー・システムズは、2023年に戦略的パートナーシップ構築に向けた覚書を締結。新たな価値や体験を市場に提供すべく協働している。今後、両社の連携を通じて、顧客一人ひとりに最適な価値を提供することで、健康的で豊かなライフスタイルの実現に貢献するとしている。