ニューロープはAIで解析を続けているファッショントレンドデータを、組織のポジションごとに最適化して配信するシステムをリリースした。MD、SNS担当、販売スタッフなど、必要十分な情報量を受け取ることで、商品構成、SNS運用、接客などの業務に活用することができる。
同社はこれまで、SNSやEC、ファッションコレクションなどから収集した情報を画像解析にかけて、世の中のトレンドを定量化し、ブランド、小売、商社などファッション関連の企業にデータ提供してきた。
データの希少性を評価される一方で、その解析・解釈をする体制を導入企業に構築してもらうことが課題だったという。この問題を解決すべく、5,000円/月の追加料金で#CBK forecastに付帯できるオートパブリッシングサービスをリリースした。
サービス内容
同社チーム側で、3種類のレポートを作成。レポートは事前にセットされた宛先に配信される。導入企業・導入担当者は運用負荷をかけることなく、各チームに武器としてのデータを配布することができる。
MD/デザイナー向け
コレクション分析、ECでのカテゴリー別トレンド状況、アップ/ダウントレンドなどの情報を配信。MD構成やデザイン、参考値として利用できる。たとえば世の中一般でトレンドになっているアイテムの見落とし防止、ダウントレンドに差し掛かっているアイテムの発注量抑制などに役立つという。
コンテンツ/CRM/広告運用者向け
SNS上で急上昇しているハッシュタグ、ECのランキングやInstagramで急上昇しているアイテムの特徴などの情報を配信。Instagram投稿時に付与するハッシュタグや、そもそもありものの商品をどのような切り口でコンテンツのなかで提案していくか、どの商品をプッシュするかなどのプランニングに役立てることができる。
販売スタッフ向け
SNS上で急上昇しているハッシュタグ、ECのランキングやInstagramで急上昇しているアイテムの特徴、ファッションコレクションのサマリー、旬のスタイリングなどの情報を配信。スタッフスナップを投稿する際に旬のハッシュタグやスタイリングを意識したり、接客の際にトレンドを踏まえたトーク・提案をしたりするのに役立つ。
情報量を絞ってまとめられたレポートで気になるところがあれば、レポート内のリンクよりさらに詳しい情報を深掘りしていくこともできる。
これによってものづくりからコンテンツ発信、接客に至るまで、トレンドを踏まえた質の良いものにアップデートすることが可能となる。