著者の田中です。[海苔店長] さん、読んでいただきありがとうございます。本書に登場いただいた店舗様は、いくつかの方法によってピックアップさせていただきました。なお、掲載店舗様には本書の趣旨に合う方で取材の都合上東京近郊の方という条件がありました。具体的には、私の会社が当時加盟していたイーコマース協議会（現在は運営形態が変わり弊社は参加しておりません）の会員店舗様に告知し他薦・自薦をお願いしました。同時にYahoo!様もご協力いただき、Yahoo!ショッピングの加盟店舗様の中で該当する方をピックアップしていただきました。その他、知人等に聞いたり、独自に調べて店舗様の情報を集めました。以前から交流があり今回の趣旨に該当した店舗様もありました。そして、店舗様に直接連絡をとり、本の説明と取材・掲載のお願いをして、ご快諾いただいた店舗様を掲載させていただきました。

ご質問の「どうすれば紹介されるのでしょうか？」ですが、「こうすれば紹介されます」という方法はないかもしれません。偶然性が大きいと思いますので。しかし、チャンスが来たときにものにするということでは、本書のときの選択基準がヒントになるかもしれません。本書の場合は、基準としたのが「生きているお店」でした。「生きている」とは、「更新している（季節感がある）」「しっかりと作られている（商品が売れている感がある）」「店長が見える」などでした。特に本書の場合には「開業や運営秘話」などの紹介は、ピックアップの段階でかなり参考にさせていただきました。

あとは、とにかく目立つことではないでしょうか。目立てば声がかかる確立も高くなると思います。目立つためには、登録できるサイトには登録するとか、被リンク先をたくさん作るとか、「まずは知ってもらう」の理論と同じになりますが、店舗を見つけてもらいやすくすることは大切だと思います。また、ネットショップが加盟できる団体等に入って、横のネットワークを作ることも意味があります。いろいろな情報が得られるのはもちろん、その中で発言するなど積極的に参加すれば、他の店舗様にも知ってもらうことができます。（他の店舗さんから情報をいただくこともありますので）

また、新しいサービスや特徴のある商品の販売などをするときには、プレスリリースを出してみるのも一つの方法です。プレスリリースは雑誌社や新聞社に送ります。書き方や出し方はネットで検索すればわかります。プレスリリースを有料で代行している会社もありますが、費用をかけずにご自分で出せますのでやってみてください。もちろん、プレスリリースを出したからといって、実際に取り上げられることは非常に難しいのですが、例えば同じ業種の特集をしているとか、ニュースがなくて困っているときとか、タイミングが良ければ取り上げられる場合もあるかもしれません。待っていても探してもらえませんので、こちらから情報を発信することは意味あることだと思います。可能性が高いとすれば、友達などのつてを使って雑誌社や新聞社に知人を作ることです。その知人に情報発信すれば、優先的に掲載に導いてくれるかもしません。ご参考ください。

Name：田中 正志　　Date：2009年08月30日 18:15