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2024年8月27日(火)10:00~19:15

「関税について」のQ&A

関税について

Name:ひいこ Date:2011年10月20日 12:45

初めまして。来年の春から海外に移住予定の者です。
移住とともに海外の子供服をネットショップで日本向けに販売を考えております。

関税に関しての質問なのですが、日本のお客様からネットで注文を受け、海外から商品を郵送する場合、関税がかかるのかどうか教えていただけないでしょうか?

日本に住んでネットショップを運営する場合は、仕入る商品を一度海外から日本に送ってもらうため、当然関税がかかると認識しているのですが、お客様ごとに個別に商品を海外から直接郵送する場合は、一般の国際郵便として送れば関税は払う必要はないでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、ご返答お願いいたします。

著者の田中です。「ネットショップの屋号に販売されているCDのタイトルや画像を使うのは、著作権に問題があるか?」ということですが、まず、タイトルと画像では扱いが異なるのではと思います。タイトルは商標に関係していて、画像は著作権に関係しているものと思われます。

そのCDのタイトルが商標登録されたものであれば、商標権が発生しますので、使用できないことになりますが、商標登録されていないものであれば、使用することに問題はありません。商法登録されているかどうかは、以下のサイトで調べられますのでチェックしてみてください。
http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_AREA_A.cgi(特許庁)
検索方法はこちらを参考にしてください。
http://www.psn.ne.jp/~bds/kentokyu/tokyocho/kensaku.htm

画像については、著作物になると思いますので、使用することはできません。著作権はその著作物の創作と同時に発生しますので、著作権についての届け出や登録は不要となります。著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」と著作権法で定義されています。写真はもちろん、絵、文章、曲などはすべて著作権の対象となります。

ちなみに、商標権の場合は特許庁に商標登録出願を行う必要があります。その後、審査を経て認められれば商標登録となり商標権が発生します。

屋号は類似商号の対象となりますが、この類似商号規制は法改正により緩和され、同一商号でも同一住所でなければ登記できることになりました。しかし、「不正目的の商号使用」は禁止されていますので、よく知られている商号を使用することで混同されるようなことになれば、使用差し止めや損害賠償請求を受ける可能性があります。この辺のことは、専門家である弁護士や弁理士に聞くのが一番よいです。無料相談会等を各地で行っていると思いますので、そのようなときに申し込んで聞いてみると確実だと思います。

参考になれば幸いです。がんばってくださいね。

Name:田中 正志  Date:2011年10月28日 10:33

ご丁寧にご返答いただきありがとうございました。
早速税関に直接問い合わせてみたいと思います。

もう1つ追加で質問してもよろしいでしょうか?

現在ネットショップの屋号を考えているのですが、
販売されているCDのタイトルや画像を使うのは、
やはり著作権に問題がありますでしょうか?

http://www.amazon.co.jp/Cocorio-Chansons-Comptines-%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/B0000CDVQX

Name:ひいこ  Date:2011年10月26日 23:48

著者の田中です。[ひいこ] さん、読んでいただきありがとうございます。関税を払うのは送り主ではなく、輸入する人、つまり受取人となります。

[ひいこ] さんのように、日本のお客様からネットで注文を受け、海外から商品を郵送する場合、お客様にとっては個人輸入ということになります。その定義に関しては、税関のサイト上で以下の様になっています。
--------------
個人輸入についてはっきりとした定義はありませんが、一般的には「外国の製品を個人で使用することを目的として、海外の通信販売会社、小売店、メーカーなどから、個人が直接購入すること」といわれています。

個人輸入の形態としては、
1.輸入者自身が購入したい品物を直接、外国の通信販売会社、小売店、メーカーなどに注文して、そこから直接購入する方法
2.輸入代行業者に注文して、その代行業者を通じて輸入する方法
などがあります。
--------------

関税率ですが、個人輸入品の場合には個人用品特例として商品代金の60%に対してかけられます。また個人輸入の場合には商品の合計が10,000円以下の場合(手数料や送料を合計して)は免税となり課税されません。

関税は複雑で難しく、私もその専門家ではないので細かいことまではわかりません。詳しいことは直接税関に問い合わせて聞いてみると間違いないと思います。
<輸出入通関手続や税番・税率等に関するお問い合わせ>
http://www.customs.go.jp/question2.htm
また、
<税関手続FAQ>
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/topcontents_jr.htm
<輸入通関について>
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/imtsukancontents_jr.htm
に、詳しく掲載されていますので、参考にしてください。「個人輸入代行サービス」関連のサイトにも参考になる情報が掲載されていますので、いくつか見てみるとよいと思います。がんばってくださいね。

Name:田中 正志  Date:2011年10月21日 19:05

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