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ECzine Day 2021 December

2021年12月7日(火)10:00~16:00

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ECを始める前に!コマースメディア新人店長研修

うちは最初からShopify Plusかな、というEC事業者必読! 通常版の違いと失敗しない選びかた


 注目を浴びるShopifyに、エンタープライズ版「Shopify Plus」があるのはご存じだろうか。意欲のあるEC事業者ほど「うちなら最初からShopify Plusかな」と思っているかもしれない。通常版との違いと選びかたの基準とは。Shopify Expertsとして知られ、Shopify PlusでのECサイト構築経験もあるコマースメディアの井澤さんに話を聞いた。

Shopify Plusを選ぶEC事業者が実現したいと思っていること

——通常版とShopify Plus、どちらにするかを決める上でポイントになる違いはどこにあるのでしょうか。

 SaaS形式で提供されているコマースプラットフォームに共通することですが、お買い物の最後の「決済ページ」は共通仕様になっていて、EC事業者が開発を加えてカスタマイズすることができないようになっています。それがShopify Plusでは、この機能機能が開放され、独自の開発を加えることができるのが特徴のひとつです。Shopifyは決済ページを非常にシンプルにしており、それが売上にもつながっていると思いますが、日本の大手事業者様は購入遷移でオプションを選ばせたり、最終購入完了ページをはさみたいなど、決済ページをカスタマイズするためShopify Plusを希望されることが多かったりします。

 Shopify通常版で使えない機能のひとつに、シングルサインオン(ひとつのIDでさまざまなサービスにログインする仕組み)があります。すでに自社で会員基盤をお持ちで、たとえばアプリでオムニチャネル連携したい場合は、Shopify Plusの選択になるでしょう。

 また、APIのコール数を増やすことができるため、オムニチャネル連携をはじめとする自社開発を積極的にやりたい場合にもおすすめです。ここ数年で、オムニチャネル関連のサードパーティのサービスが充実してきました。ECサイト単体でオムニチャネル関連の機能を網羅したパッケージでなくとも実現できるようになり、オムニチャネルを行う規模の事業者様がShopify Plusを選択するようにもなってきています。基幹システムとの連携のご要望も多いですね。

 Shopify Plusでは、ひとつのアカウントで10サイト持つことができるため、越境ECで各国向けにサブドメインを切ってサイトを持ちたい場合にも適しています。複数サイトをマネージする親アカウントが付与され、各サイトの管理もできるのもならではの特徴です。

 細かい機能面では、Googleタグマネージャーが通常版では使えないなどの違いはありますが、サードパーティーのサービスを使うなど裏技でなんとかなることも多いです。Shopify日本法人からShopify Plus Merchant Success Managerがついて相談できるのは大きいかもしれません。

Shopify Plusを選ぶ事業者が重視しているポイント

  • 決済ページのカスタマイズができる
  • シングルサインオン
  • APIのコール数を増やすことができる
  • 基幹システムとの連携などカスタマイズに向いている
  • 1アカウントで10サイト管理できる
  • Shopify Plus Merchant Success Managerがついて相談できる

——SNSを見ていると界隈の皆さん、2021年になりShopify Plus案件が増えているとか。

 そうですね、コマースメディアでも増えています。理由としては、Shopifyの認知度が上がったこと、事例が増えていることが大きいと思います。決済ページをカスタマイズできるレベルのECパッケージは従来とても高額だったのですが、Shopify Plusは月額2,000米ドル(約20万円)とコスト面でもメリットがあります。もちろん、ベンダーのECサイト構築費用は別途かかりますが、月額のサーバー代を差し引いてもコストメリットは感じられるはずです。

 通常版からShopify Plusへのアップデートも、2021年に何件か行いました。アップデートがすごくやりやすいのがShopifyの特徴です。通常版でECを始めてみて、売上規模が大きくなってきたらShopify Plusに変えようという選択ができます。リニューアルを経ても、Shopifyの管理画面のままShopify Plusを利用できるのは、EC事業者様にはうれしいポイントでしょう。

——日本の事業者が使うにあたって注意したい点はありますか?

 会計システムとの連携です。赤伝・黒伝を発行するような歴史ある会計基準に則ったシステムをご利用の企業様も多いのですが、Shopifyはそのような概念で作られていないため連携には非常に苦労します。コマースメディアでは、通常版で簡易なストアを作り、事業者様にEC売上の実際の流れを見ていただき、それがその企業様の会計システムに適合するかご判断をいただいています。フロント側の機能面に注目されがちですが、会計システムのような裏側のデータ連携は非常に重要です。

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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

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