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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

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ECzine Day 2022 August

2022年8月30日(火)10:00~16:10

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。

季刊ECzine

2022年春号(vol.20)
特集「Refine CX ~EC起点のデータで創る次世代コマース体験~」

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インバウンドビジネス最前線

星野リゾート、スノーピークとも提携 訪日外国人観光客向けウェブマガジン『MATCHA』が目指すもの


 今、もっとも旬な訪日外国人向け多言語ウェブメディア『MATCHA』。 何と「10言語」で日本を紹介する記事を作成。2013年にスタートした『MATCHA』は今や月間539万PV、238万UU、FBファン109万人と日本を紹介するメディアとしては国内最大級のウェブメディアに成長した。そんな『MATCHA』の代表取締役の青木社長に外国人への最適なPR法や企業ポリシーなどを聞いた。

千葉県御宿町のターゲットはメキシコ人!? 訪日外国人観光客向けウェブマガジン『MATCHA』とは

――御社のメインサービスと特徴を教えてください。

青木(MATCHA) メインサービスとしては訪日外国人観光客向けウェブマガジン『MATCHA』に価値があると思っていただいた企業様からの広告出稿です。最近では、プランニングも弊社の強みとしております。海外に対してPRしたいという企業様に対して「こういう施策を打ちましょう」など提案致します。例えば成田空港様の事例で言うと、6時間だけ滞在する外国人のトランジットツアーのプロモーションを担当させていただいています。どういう観光地を巡るのがいいか、「ボランティアガイドを付けましょう」などさまざまな提案をします。その内容を『MATCHA』で紹介し、今や『MATCHA』経由の予約が8~10%程度あります。そもそも企業様や自治体様の中にはインバウンド戦略が曖昧なところも多いので、そのあたりのサポートをしています。インバウンドといっても世界は広いので、ターゲットをどの国にするか選定も重要ですし。ターゲットが決まれば、その国に対して何を、どう提供するかまでお手伝いします。

これが実現できるのも、弊社にはさまざまな外国籍スタッフがいるからなんです。台湾人、タイ人、ドイツ、ルーマニア、バングラディシュ他、多国籍、多文化であることがが弊社の強みとなっています。

株式会社MATCHA 代表取締役 青木優さん

――なぜこのビジネスを始めようと思ったのですか?

青木(MATCHA) 大学は明治大学の国際日本学研究科で「日本の文化を世界に発信できる人を」という理念に啓蒙されたんですかね(笑)。この時の講師陣も非常に魅力的な方々で、私が師匠だと思っている講師の方は世界にロリータ文化を広めた人で、すごく影響を受けました。

その方がおっしゃっていたのは「日本の文化は世界で知られているけれど、そこで日本人はビジネスができていない」でした。で、実際、私自身も日本は世界でどう受け入れられているかを見てみようと、1年間かけて世界20ケ国を巡り、その後日本も様々な場所を周りました。

自分の将来を見据えた時に、ちょうど東京オリンピックが決まった時で、訪日外国人は今後増えるだろうし、日本の魅力をもっと海外の人に伝えたいという思いから会社を設立しました。

――さきほどターゲット国を決めるというお話しがありましたが、今の日本企業や自治体は「欧米圏」「アジア圏」などの大枠で考えがちです。そのようなターゲット選択をどう思われますか?

青木(MATCHA) もちろん予算が潤沢にあればそれも可能だと思います。ただやはり予算には限りがあるので、しっかりとターゲット国を決めたほうが結果が出ると思います。いくつか例を挙げます。 以前、とある靴のメーカーがタイに向けてのプロモーションを担当しました。それまではプレスリリースをそのまま翻訳して新製品、新店舗の案内を出していたようなんですが、それではエンドユーザーに中々、届きません。

弊社が担当させていただいいて、「タイのこの層に商品アピールしましょう」とタイ人のプランナー、編集者、日本の編集者がプランニングをしました。各店舗にも相当細かい注文を出しました。それにあわせてFacebook広告もターゲットを絞り出稿しました。結果は、記事のひとつが公開から1ヵ月で20万PVを達成するなど、手前味噌ですが大成功でした。

これから手掛けたいプロジェクトでいえば、千葉県の御宿町の例です。実は御宿町の町長とメキシコでお会いしたんです。その時に「インバウンドやりたい」というお話しをされていたので、「御宿ならばメキシコをターゲットにすべきです」という話をしました。というのは、400年前、メキシコの船が座礁した際、御宿の人々が助けたことから、ずっと御宿とメキシコは国交があるんです。この件もあり、メキシコの人は日本に対して良いイメージを持っています。

日本に来るメキシコ人も6万人を超えて、ここ3年で2倍になっています。にもかかわらず、御宿のことは認識していても、御宿には行かないんです。それは、そこに行って何ができて、何が体験できて、何が食べられるなどの情報がないからなんです。強いストーリーはあるので、御宿がメキシコをターゲットにした場合、既存の物を提供するのはもちろん、メキシコ人向け商品を開発する選択もあるんです。

「世界をターゲット」にするとどうしてもボケてしまいますが、メキシコ人に訴求することを考えると、「日本食×メキシコ料理」など具体的な発想ができるわけです。そうすれば「御宿でしか食べられない物」なども提供でき、行く理由が出来上がってくるんです。

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この記事の著者

浦澤 修(ウラサワ オサム)

ライター・編集/株式会社オージャパン 代表取締役 浦澤修

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/5971 2022/01/14 16:20

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