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ECzine Day 2022 August

2022年8月30日(火)10:00~16:10

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日本のお菓子の海外向けサブスク「ICHIGO」 ストーリー伝える冊子で日本を旅する気分も提供

 世界の人々に向けて日本のお菓子他をサブスクリプションで届けるサービスで年商40億円! 越境ECで苦戦する企業が多い中、成功の秘訣とは? 株式会社ICHIGO代表の近本あゆみさんにその秘訣を聞いた。

日本のお菓子他を海外向けにサブスクで届ける「ICHIGO」

━━ICHIGOさんの日本のお菓子他をサブスクで海外に届けるサービスについて詳しくご説明ください。

近本 お菓子に関してのサブスクは、2種類あります。大手メーカーのお菓子や飲み物、カップラーメンなどを詰め合わせした「TOKYO TREAT」。もうひとつは、日本全国の和菓子や日本茶を詰め合わせた「SAKURACO」。金額としては契約期間によって変わりますが、TOKYO TREATの場合は、1年プランで月額32.5ドル(約4,200円)です。ひとつの箱に15~20種類の製品を詰め合わせて、毎月お届けします。

 このようなお菓子のサブスクの他にもキャラクター雑貨を扱う「YumeTwins」、コスメ製品を扱う「nomakenolife」があります。これらのサービスは海外からは買うことはできますが、日本からは購入することはできません。

━━現在、どれくらいの方が利用されていますか?

近本 会員登録者数は180万人です。累計210万箱以上を発送しました。利用者の7割が米国になりますが、アジアや中東、アフリカなど180の国と地域に利用者がいます。アジア圏はまだサブスクの文化が浸透していないため、これから広がって行くのではないでしょうか。海外在住の日本人が購入している場合もあるのですが、外国の方ご自身が購入している方が多いです。お菓子が届くと自撮りしてSNSにアップするのを楽しんでいますね。

株式会社ICHIGO 代表取締役CEO 近本あゆみさん
株式会社ICHIGO 代表取締役CEO 近本あゆみさん

━━このサービスはいつ頃から始められたんですか?

近本 2015年に「TOKYO TREAT」をスタートさせました。米国は今ではNetflix、Apple Musicのような動画や音楽配信のサービスが多いのですが、2015年前後はカミソリやベビー用品、パンツや靴下などのサブスクがありました。そのあたりも踏まえて考えた時に、ニッチだけれども一定の需要があり、定期的に必要な日用品のような製品をサブスクで提供できたら面白いのではないかと考えました。銀座で外国人観光客がお菓子を爆買いしているのもヒントになりましたが、外国人が日本のお土産として買って帰るものの1位がお菓子だという調査結果もあり、お菓子のサブスクを始めることにしました。

 実は弊社がビジネスを始めた当初、日本のメーカーさん、問屋さんがいろいろな理由をつけてお菓子を販売してくれなかったんです。ですから当初は、安くて大量に購入できる量販店でお菓子を仕入れていました。今では毎日のようにお菓子のサンプルが届くようになり、非常にありがたいことです。

━━お菓子のセレクトが重要になってくると思うのですが、どのようにセレクトしているのですか?

近本 毎月、入れるお菓子のテーマを決めて、お菓子セレクトをしています。たとえば、和菓子などの詰め合わせサービス「SAKURACO」では、春の時期は「桜」「桃」などのテーマでお菓子をセレクトします。「TOKYO TREAT」では、たとえばハロウィンの時期にハロウィン仕様のお菓子を詰め合わせて送ると非常に喜ばれます。皆さんもご存じだと思いますが、日本のメーカーさんは、ハロウィンの時期が近づくとハロウィン仕様のお菓子を出しますよね。海外では日本のようにイベントに合わせた対応はそこまでしていませんから。

 さらにお菓子のジャンルに偏りがないよう10項目位のチェックリストを設け、それをクリアするように選んでいます。もちろん総重量も非常に大事なポイントです。

商品の例

━━繊細な対応をされているんですね。

近本 もうひとつ弊社の売りとしては、お菓子の箱の中に詳しくお菓子を紹介する冊子を入れております。たとえば「SAKURACO」では、何百年も続くお菓子屋さんの製品を入れることもあるため、その場合はそのお店のストーリーを紹介しています。原材料についてもきちんと記します。アレルギーやベジタリアン対応についても同様です。

 テーマを北海道に設定してお菓子をセレクトをする場合、北海道の位置、特徴、名産など細かく説明します。そうすることで、単にお菓子を食べるだけではなく、日本を旅している気分を味わっていただけます。冊子制作は毎月、内部ですべて制作しています。ここが他社とは差別化できているポイントかもしれません。

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この記事の著者

浦澤 修(ウラサワ オサム)

ライター・編集/株式会社オージャパン 代表取締役 浦澤修

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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