ユーザーに対して、リアルタイムで最適な商品をオススメしたい
――「サンヨー・アイストア」の昨今のお取り組みと課題、それを踏まえ「アイジェント・レコメンダー」を採用した経緯についてお聞かせください。
安藤 弊社のECモール「サンヨー・アイストア」は、40~50代のお客様が中心ではあるものの、メンズ・レディース両方のブランドがあるうえ、ブランドもバラエティに富んでいるので、幅広い客層のお客様にご利用いただいているのが特徴です。
花輪 さまざまなブランドがある中で、サイトを訪れたユーザーが、楽しみながら商品を簡単に見つけられるサイトでありたいという思いを持って運営しています。サービスやツールの導入についても、このコンセプトを実現するという基準で行っています。
安藤 昨年9月に、お客様のスマホシフトに対応すべく、サイトのデザインリニューアルを行いました。スマホにおいては、ページの閲覧のしやすさや商品の探しやすさは、PCよりも制限を受けやすい状況にあります。そうした中で、リアルタイムに最適な商品をオススメするべく、レコメンド機能の重要度が従来よりも増していました。そこで、サイトのリニューアルに合わせて「アイジェント・レコメンダー」を導入しました。昨年の4月には、メールへのリアルタイムレコメンド機能を先行で実装し、9月にサイト内のレコメンドを実装しました。メールに関しては、別の会社のMAツールと連携して運用しています。
花輪 「アイジェント・レコメンダー」は、レコメンド市場でのシェアも高く、アパレル企業を中心とする導入実績も豊富であることから、当初から検討対象に挙がっていました。サイト上の行動履歴からのレコメンドですから、パーソナライズの精度が上がるという期待はもちろん、他社ツールとの連携が柔軟であることから、サイト内やメールに限らず、さまざまなチャネルからレコメンドを行える拡張性の高さが導入の決め手になりました。
安藤 購買履歴を重視したレコメンドも多くありますが、私自身の体験からも精度に難ありと感じていました。導入実績が豊富であるということは、それだけ行動履歴の活用ノウハウも溜まっているということですから、その点も頼もしく感じました。
導入の際には、データフィードのチューニングは行いましたが、広告運用などですでにデータの受け渡しの実績がありましたので、連携はスムーズに行えました。ほとんどの工程が、シルバーエッグさんにお任せだったというのもあります。