今日からすぐできる、3C分析の具体的なアクションプラン
こんにちは、アナグラムの森野です。ネットショップのための運用型広告、その活用方法を紹介していく本講座。連載第4回目は、今日からすぐできる、3C分析の具体的なアクションプランについてです。
3C分析:さんしーぶんせき
経営戦略を立てる際に、顧客、競合、自社の状況をリサーチ・整理する際に用いられるフレームワーク。[顧客:Customer、競合:Competitor、自社:Company]の頭文字を取って3Cです。
著者は3C分析の利点を、プロモーションが見当違いの方向へ進まないよう、“市場への理解を深める”ことができる点にあると考えます。すなわち、第1回連載の「(1)なにを」、「(2)だれに」、「(3)どのように」を考える土台となる部分ですね。
この土台を形成するのがリサーチと経験です。経験がない人は、リサーチの質と量を高めるしかありません。マーケティングを行う上において、どういうわけかココをおろそかにしているケースをしばしば目にしますが、そうなると見当違いの訴求をし続けて、お金も時間も無駄になってしまう悲劇が起こります。
一方、最初に市場が理解できていると、世の中のニーズとズレた施策やメッセージが目に見えて減りますし、そうなると貴重なリソースをプロモーションの成功へ向けて集中しやすくなることは想像に難くありません。
最初に時間と手間をかけて、その後高いクオリティで運用するか、見切り発車して永遠に失敗し続けるか。どちらが良いかは言うまでもありませんね。とはいえ、初期の市場理解と、実際のお客さんの行動の間には必ずギャップは出てきますので、そこは実績数値を見ながら仮説・検証・分析を経て修正していきましょう。運用型広告なのですから。
3C分析の詳しい理論、およびファイブフォース分析、PEST分析、SWOT分析、VRIO分析など、3C分析をより深く行うためにも活用できる分析手法は、世の良記事をご参照いただくとして。今回は運用型広告を出稿するにあたり、特にこれをやっておくとダイレクトに成果に効いてくる、具体的なアクションについてお話してみようと思います。