こんにちは、アナグラムの森野です。ネットショップのための運用型広告、その活用方法を紹介していく本講座。 連載第5回目は、検索連動型広告でのセクシーなキーワードの見つけかた。そしてまとめかたについてです。
検索連動型広告:ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したキーワードに連動して表示される広告のこと。
セクシーなキーワードとは
例えば、「ぽっこりお腹をすっきりさせるダイエットサプリ」を販売しているケースで考えてみましょう。
「ぽっこりお腹」や「ダイエットサプリ」を検索連動型広告への入稿キーワードにするのは普通の人。商品特性ドンズバですね。ちょっと気の利いた人は、「くびれ」も追加します。なりたい自分、描かれた夢。やや潜在的な願望です。
一方、セクシーな人は?
上記に加えて「ラーメン カロリー」「体形カバー 水着」「プライベートジム」など、さらに裾野まで視野を広げて考察するでしょう。前述の人たちとの違いはどこにあるのでしょう。――“その商品を買いそうな人”が”検索しそうなキーワード”を、思い描けているかどうか? ――もちろんそれもありますが、ほとんどはリサーチ力の差です。
顧客と市場の理解を深め、質×量が十分なリサーチを行って、ロジカルにグルーピングする。そうすることで、検索エンジンに打ち込まれた多種多様なボキャブラリーに対して、的確な広告を打ち返せる、芯の強い広告アカウントとなるのです。セクシーですね。
もちろん、キーワードによってモチベーションの強弱や性質は異なるので、さじ加減を変える必要はあります。ターゲットに適正な広告メッセージや入札単価で当たるように整えつつ、マインドが多岐にわたるキーワードは、2語での掛け合わせやRLSA(訪問済ユーザー)、DFSA(性別年齢ターゲティング)でフィルタリングをかけるなどして、費用対効果を合わせていくことも大切です。
では、ウェブとリアルの2軸に分けて、具体的なキーワードの洗い出しかたを見ていきましょう。