10~20代女性向けEC発ブランドで起業
EC全体売上のうち、日本が25%を占める
衣類販売を手がける「ゴゴシング」は、2007年にEC発アパレルブランドとして誕生、10~20代の女性からの人気を得て、韓国で成長を重ねてきました。 ゴゴシングを率いるファン·ウンスク代表は、韓国国内だけでは規模拡大に限界を感じたとのこと。2014年、グローバルECプラットフォーム「cafe24」を使用し、越境EC事業に本格参入しました。
越境ECサイトは、中国と日本向けとを同時にオープン。13億人の巨大市場である中国市場より先に、日本市場での反応に手応えを感じました。現在では、ゴゴシングのEC売上のうち約25%を日本が占め、日本における17年上半期の売上が前年比200%に増加するなど、継続的な成長を続けています。
ファンCEOは、成長の要因について次のよう語ります。
「越境EC事業を展開する際には、現地戦略が非常に重要です。たとえば日本のユーザーが、越境ECサイトにアクセスしたとき、日頃利用する見慣れたサイトと同様に、違和感を覚えないような仕組みが必要です。弊社は、日本市場参入の際、事前に日本のECサイトの特徴を徹底して研究しました」